そこで、次の研究のために今、「双葉山関(時津風親方)」の文献“も”レビューしています。
前回、紹介しましたがこの文献面白いです。
左から、昭和14年(1939年)初版、昭和31年(1956年)初版、平成20年(2008年)初版となっています。
内容を確認すると、恐らく真ん中は左を参考に、右は真ん中と左を参考に書かれているようです。
何が言いたいのか「ズバッ」と言わせて頂くと‥‥
左が一番リアルです。同じ双葉山さんの言葉でも左が最もリアルな表現です。
例えば、一番左の双葉山自叙傳のP125に‥‥「精神的危機に陥る」という章があり、
・負け越して気持ちが落ち込む
・世間の自分に対する評価と自分の相撲・志との違い
・故郷の、父や祖母を楽にさせてあげられるのか
などの不安が書かれています。
相撲を辞めようと思ったとも書かれています。
他の2冊はこの点が削除されていたり、ソフトな表現になっています。
これを読んで、すぐに白鵬関の事を思い出しました。
関脇の時に、自分の相撲をなやみ、辞めようかとも思い‥‥。
(「白鵬のメンタル」P136)
共通していますね、双葉山関と白鵬関。
大横綱といえども、迷い大きくなった。
悩んで、横綱になった。
だから、大横綱なんでしょうね。
白鵬のメンタル 人生が10倍大きくなる「流れ」の構造 (講談社+α新書)/講談社
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