睡眠その3(昼寝と早寝) | 内藤堅志オフィシャルブログ「労働科学研究者 内藤けんしの"ちょっといい話かも!"」Powered by Ameba

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労働科学研究所 協力研究員。
第1種衛生管理者。
労働衛生・安全、技能伝承、ストレスを研究しています。成功、活躍した人を分析して「運」も研究しています!

あなたは、いつでも寝ることが出来ますか?
それも、確実に!!


人間は「疲れているから‥‥」といって、“いつでも”、”好きなだけ”寝られるわけではなさそうです。


たとえば、一晩全く睡らない夜勤の次の日(明け)、昼間の睡眠で寝付きが早くても一度に2から4時間ほどしか寝られないようです。睡眠が長続きしないようです。


また、睡眠の環境も‥‥
・明るい
・暑い
・うるさい
など条件が悪く、「寝られない」ことに追い打ちをかけます!


その結果、何日も夜勤が続く場合、睡眠不足になるような条件が続き、寝不足に陥ることが懸念されます。

したがって、夏期の夜勤では、日中の睡眠時にエアコンを使う事が良いと思います。
(除湿か、冷房かは個人差があるので注意して下さい!)



そして、人間のリズムの指標となる「直腸温」も連続夜勤によって、昼夜逆転しないようです。
それだけ、「昼間に起きていて、夜眠る」リズムは強いんです。

また、作業能力の実験でも、完全に、昼夜逆転はしないそうです!


つぎに、よくある事例です‥‥いつもより早く出勤しなくてはならない事例。
「急に、朝早く会社に出勤することになり、だから、いつもより早い時刻に寝る‥‥」
これも出来ないようです。
睡眠時間を多く取ろうと、いつもより早い時刻に寝る。これは難しいそうです。
睡眠時間が短くなるようです!

いつものようにまとめると‥‥
昼間の睡眠1



昼間の睡眠2


昼間の睡眠3


睡眠と生活リズム

となります。

また、睡眠は翌日の仕事に対する不安でも、睡眠の質が変わります。
これは7月20日のストレスと睡眠を参考にして下さい。

次回は、「睡るためのお呪い(おまじない)」についてお話しします。



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