間が空きすぎたので簡単なあらすじ
~王様と女王との間に産まれた王子は9歳のある日、廃人王様な父にアーッ!られて魔女だった母の怒りを買って城から逃亡。若い狩人に追いかけられるものの、逃がさせてくれた。森を抜け朽ちた小さなお家の中で、うっかり美女が眠る(死人)棺桶ダイブしたらなぜか生き返ったでござる~

____
「…Guten Morgen(おはよう)」
挨拶せざるえなかった。普通なら「…え?」と、ワタクシは言うだろう。
しかし、状況が普通ではなかった。
この女の子はだれ?何故ここで寝ていた?…寝ていた?寝息は聞こえなかった。ならば、死んでいた?嘘だ、死人は生き返ったりしない、仮に生き返らせることができるのは………


母様だった。今朝ワタクシは、母様が魔女であると認識したではないか


それに、この女の子の服は、その服には、ワタクシの家系のもんしょうが縫われてる。
それに、ワタクシの親戚に王家はいない……

「…ここどこぉ?」
気付けば彼女がワタクシに問いかけていた。

「それに、こびとさんは……、あぁそっかぁ…小人さん、間に合わなかったんだぁ。」
辺りに散らばる死体をよそに、特に残念そうもなくつぶやいた彼女。黒い長髪に雪のように白い肌に赤いくちびるは、少しだけ、母様ににた狂気を感じさせられる。

「……あなたは?どうしてここにいるの?なんでなんでぇ?」
少し眠たげな目蓋を擦りながら彼女は問う。つくづく思う、言動こそは似てないものの、ワタクシそっくりだ。

「ワタクシは、ケイリー。ケイリー・スーだ。先ほど、酷い嵐にみまわれて、この家に雨宿りさせて頂いた。」
もちろん本名ではない。敵国の人間、という可能性を否定出来ないのだ。

「…嵐?空はくも一つないわよ?」
…うかつだった。9歳児の知能にはこれが限界か、Arschloch…!!
「…まぁいいわ、ワタシはメアリー。メアリー・スー」
彼女はワタクシではなく、ワタクシの服のもんしょうを見ながら言った。
もちろん彼女も本名は語らないのだろう。
「…よろしく」
「えぇ、よろしく」
「…」
「……」
「………」
「…………」
「……………」

………空気が重い。

身内と家来以外の人間と話すだけなのに、それがこんなにも難しいだなんて……!

「ねぇ、ケイリー」
そんな重々しい空気を彼女が壊した。
「いったん外、行かない?……部屋が臭うわ」

臭うどころの問題ではないとおもう