宵闇へ 飛び出した 我の行き先
黒い森の 屍体置場

――客にそれを出した…
美味いと 評判の 宿へと変わり
やがてこのからくりがばれたアル

その事に 我は咄嗟に贖罪 あの娘に濡れ衣
気が付くと 我の服は緋く 手には肝臓……

とんとん とんとん 扉が鳴ってる
とんとん とんとん 扉が鳴ってる
とんとん とんとん 扉が鳴ってる
躍ってた黒い
「我の肝臓を返すあるぅ…」
ぶ ら ん こ








それで、シナティちゃんはあんな事したあるか。

赦す気はねぇあるが……もういいあるよ。肝臓は持ってても意味がねぇある。

シナティちゃん、おまえが今笑っている、眩い其の時代に。
誰も恨まず、死せることを憾まず、必ず其処で逢うよろし!

今度は必ず、店繁盛させるある!











檻の中で目を覚ましたアル。夢で誰かが何かを言ってたアル。

誰アルか?我を連れ出してくれるアルか?


そして我は此処に連れてこられ、初めて外に出た。

外で待っていたのは
昔の我に瓜二つな娘

王春燕



彼女の名前を呼んだアル。その時の声は若返ったように、透き通って聞こえた。