まず、第一関門。霧が立ち込める深い森。ここは三次げ…私の住む世界の樹海のような物ですね。迷ったら最後、二度と出られません。
おや?霧が…晴れてゆきますね。
……私を誘ってくれるのでしょうか?愛しい嫁のもとへ
まぁ、第一関門は突破ですね、急ぎましょう。

次は鬼門、野薔薇が咲き誇る、棘の生垣。伝説によると、かつてこの地を訪れ、先程の森を抜けた者を次々に飲み込み殺していったとか…。この世界ではこれが普通なのかもしれませんね。そう思ってるうちに、鬼門、【棘の生け垣】が 口を開けていった。
私を導いてくれるのでしょうか?愛しい嫁もとへと――
こうした不思議な出来事が連続に起こると、不確かな伝説はやがて確信へと変わってゆく。期待を胸に私は城へたどり着きました。

城に住む姫は大抵、城の何処かに閉じ込められる存在…でしたよね、童話によく有りがちな設定ならきっとあそこに……

燭台の揺れる焔が微睡んだ闇を照らしだす。
途中、石壁の部屋がありましたがそこは飛ばし、古い塔へ上がります。
狭い螺旋型の階段を上ると――
部屋の中、独り、若い女性が横臥っていました……

なんて美しいのでしょうか…


過去の一例で、私は人とは大分違う事に気付きました。自分でも無自覚でしたが、私はどうやら死人に色が芽生えるようです。
死人が蘇ったとしても、その色は無くなりませんが、死んでいた時の方より色が褪せるてしまうです。

かの幼い姫との婚礼は、姫が本音を打ち明け、虚しくも無意味な婚礼へと変わってしまいました。

今回は家来もいませんし、城へ連れて帰る事もできません、生き返る事はまずないでしょう…。彼女と肩を並べる程の美しき屍はなかなかいませんね……。
ヲタクは暫く考えました。

彼女には申し訳ありませんが…


そのヲタk王子は寝台で眠る様に死んだ姫に近付き

「さぁ、姫。心の準備は良いか?」


「…恐れ入りますすみません」

姫の唇を奪った。


「ん~んっ」


「復讐劇の始まりだ!」