「キッケリキーうちの、バッチィのお嬢様のお帰りだ」

「うう…。えっくえっく。」
翌日、弟の肌に咲いた薔薇が黒い斑点へと変わった。
ほら、言われた通りに私と仕事を取っ替えなかった怠惰な態度が 君の罪だよ 自業自得ね
これからは君も 必死に頑張ってみなよ!
「やだ!取れない!取れないよ!やだやだやだ取って!取るんだぞもちめりたん!」
「ああ、可哀想に・・・」
弟は必死に黒い病を取ろうとしたけど全然取れない。むしろそこから紅が溢れ出すだけで状況は悪化する。
「いやなんだぞ!取って取るんだぞ!やだやだやだ!」

「あら、いいじゃない。お似合いだよ、アルフレッド君!あははははっ!
黒い斑点が黒き死の病なんてことも知らずに掻きむしる弟。私の声も、継父や弟の焔のある耳には届かない。
「取れない!嫌だ嫌だ!取るんだぞ!」
「こんな良い子が、どうしてこんな酷い目に遭うんだい!?」
「こんなの嫌なんだぞ!」
「あははははっ」

姉の嘲笑に合わせるように、弟の足元を鼠が嘲笑しながら通り過ぎて言った。



「今回は随分とかわいい復讐だったな」
「ヴェー、一生取レナイ菌ナンテ、焔アル人ニ取ッテ死ンデモ辛イ罰ダヨ~!」




ヴェー…ドイツガ無意識ニ『オ前モ』ッテ言ッチャッタ…。思イ出サナキャ良ンダケドナ~。
アト少シデ『アノ子』ノ番カ~。……大丈夫ダヨ、キット。



ホレおばさん 完