口ぐせ
Sさんには、社会人になった二人の息子がいます。ある日、Sさんは自身が経営する会社を継いでもらおうと相談をしました。
二人の息子の返事は、「今は仕事に就いているから」という「ノー」の返事でした。その会話を聞いていたSさんの妻が、「どうして子供たちが継ぎたがらないのか、あなたが一番その理由を知っているでしょう」と言うのです。
Sさんは意味がわからず、妻に問い質しました。すると、「あなたは仕事から帰って来るやいなや、『ああ、疲れた、疲れた』と、毎日口ぐせのように言っているのよ」と告げられたのです。
その時、Sさんは知人から聞いた話を思い出しました。知人の両親は店を経営していました。両親が家に戻ると、口ぐせに「疲れた。大変だった」と本当に疲れきった顔で言っているのを、幼い頃から聞いていたというのです。
知人は<;両親の仕事は大変なんだ>と思い続けてきたため、とうとう家業を継ぎませんでした。マイナス言葉を取り除こうと、Sさんは大反省したのです。
今日の心がけ;喜びに満ちた言葉を発しましょう
<社団法人倫理研究所 法人局「職場の教養」より転載>