冷たい対応
飲食チェーン店本部のKさんは、全国の代理店で教育担当をしています。
商品は同じものを取り扱っていますが、季節ごとの方針や、成績によって変わる戦略[せんりゃく]を、全店長集合のセミナーで周知[しゅうち]・指導します。
ところが、店長の中には、指導を理解せず旧来の方法にこだわり、成績を落としている店舗もあります。そうした店長に対して、Kさんは「聞いていない人が悪い、もう二度と言わない」と冷めた対応をしてきました。
ある日、上司に対して、この件について愚痴[ぐち]をこぼすと「君だって、私が前々から注意しているけど、改善されていないよ」と指摘[してき]されました。
さらに「直らないのは、君が直す努力をしていないだけとは思わない。私の言い方も悪いのかもしれない。だから私はあの手この手で、何度も言い続けているんだけどな」と言葉を続けました。
Kさんは<人を注意する前に自分だ>と深く反省し、以後は「理解してもらえるように工夫しながら言い続ける」ようになりました。
今日の心がけ;人を注意する前に自分を見直しましょう
<社団法人倫理研究所 法人局「職場の教養」より転載>