言葉遣いを磨く
俳人の故・楠本謙吉氏は著書「言葉のおしゃれ」の中で、「本来、日本語は美しいものだが、その美しさが損[そこ]なわれている」と警告しています。外見を飾るより、美しい日本語を知り、使い方を身につけることが重要だと強調します。
美しい言葉とは、時と場所と状況に応じた話し方、すなわちTPOを心得た言葉遣いを指します。正しい言葉遣いを支える基礎は、生活で身に付けた知性やセンスだといえます。
<話をしてみれば、その人物の大よその見当がつく>とはよく言われることで、言葉は教養の表われであり、精神の脈拍でもあります。
どんなに着飾って、外見を整[ととの]えたとしても、わずかな言葉を交わしただけで、その人柄は出てしまうものです。たった一言によって印象が固定化されてしまっては理不尽でしょう。
荒々しい言葉、とげとげしい言葉などを排し、せっかく使うのですから「温かくてやさしい言葉」を心がけたいものです。
今日の心がけ;場に応じた言葉遣いをしましょう
<社団法人倫理研究所 法人局「職場の教養」より転載>
