練習と本番
噺家[はなしか]の間で「楽屋[がくや]名人」という通語[とおりことば]があるそうです。楽屋で喋っていると実に面白くて、そこにいる先輩も後輩も、大いに笑わせられます。ところが舞台で話し出すと少しも面白くなく、もちろんお客様にもあまり受けません。
「楽屋であんなに面白いのが、どうして客の前へ出るとダメになっちまうんだろう? せめて楽屋で話す3割ぐらい面白ければ…」となるそうです。
同じような経験をした人は、多いのではないでしょうか。つまり、練習では良かったのに、いざ本番となると力が発揮できないというものです。上手くいかない原因は、どこにあるのでしょう。
それは、「練習と本番を区別している」というところにあるのです。練習は、本番を想定したものでなければ、その効果は十分に発揮されません。緊張感を維持するとともに、本番を想定するならば、失敗した際の事後対策も必要です。
仕事も同じです。仕事が終わったら「自由」と考えるより、明日の仕事にプラスとなる時間と考えれば、きっと思わぬヒントが出てくるに違いありません。
今日の心がけ;仕事を楽しみましょう
<社団法人倫理研究所 法人局「職場の教養」より転載>
