昨日の日記から分かるかもしれないけれど、
物凄く久し振りに、日常の「出来事」に引っ掛かってしまって。
個人的に引っ掛かることはあまり無いものだから、
どうしたら良いのか、上手く考えられなくて。
取り敢えず、彼女に愚痴ってみた。
(ジョン君ではなくて。)
最後まで、ちゃんと聞いてくれて。
何か意見するでもなく、ただ黙って、時折相槌を打ちながら。
こんな言い方をすると怒られてしまうかもしれないけれど、
彼女の僕の話を聞く姿勢は、ジョン君のそれに似ている。
肩の力を抜いて話せる。
自然と言葉が紡がれる。
一通り愚痴り終わったら、彼女は呟いた。
アヤくん、今の時間で、いつものアヤくんの1か月分くらいの量を話したね。
……話していたのは1時間弱くらいだ。
普段の僕は一月で合わせて1時間弱しか言葉を発している時間がない、ということになる。
1日あたり2分あるかないか。
確かに僕は根暗で無口だけれど、流石にそれは無い………と、思いたい。
まさか、ねえ?