7月31日の夕方から8月1日の朝まで部活の飲み会だったのだとジョン君が言っていた。
知っていたけど。
だって、飲み会中にも頻繁にメールのやり取りをしていたから。
先輩と一緒にいるのにメールなんかしてて大丈夫なのかと尋ねたら、
大丈夫(*^_^*)
問題があるとしたら、メールを打つたびに先輩達から「彼氏?」って訊かれることかな(´・ω・`)
君の彼氏はあっくんだもんね?(^ε^)♪笑
って返したら、
別れましたが。
…え、何それ……。
いや、何となく分かってはいたけれど。
いつだって、息苦しさを感じてしまったらジョン君は遠距離恋愛ができないコになるから。
物理的に傍にいる人に寄り掛かりたくなるのだと。
それを分かっててもあっくんはジョン君の精神的な支柱になりたいんだよね。
でも今回は早かったな。
彼女にしてはあり得ない事態だと思う。
いつもだったら、こうなるのを見越して最初からあっくんを受け入れない。
もしかしたら僕が思う以上に彼女は参っているのかもしれない。
今日さあ、飲み会でー。
先輩に頭撫でられてね?
先輩、すごく優しい表情でさあ。
どうにかなりたいわけじゃないし、彼女いるのも知ってるけど。
でも、その時ものすごく安心して。
んー…何だろう……
何かねー………傍に居てくれる人にー……
甘えたく、なったんです。
たまに彼女は、「女の子」になる。