削りすぎ。 | 69blog

削りすぎ。

昨日かな?おとといか?

すごく久しぶりに精神科医に会って

「妄想が止まりませんよ。」

みたいなことで。

ちょっとこれ重症だねぇ。


んまーその先生は女の先生で

今の病院のあり方で悩んでたりしてて

すごく人間らしい先生。


二人揃って

「完全に病気です!」みたいな。

ははは。なんじゃこりゃ!っていう。


「書くことを仕事にしたいの?」

って話しふってきて。

はやく睡眠薬もらって帰りたかったんだけど

少し話しすっか。っていうことで。


「うん、でもまぁそうなるためには自分は武器がないし、

ひどい精神状態に持っていかないとすごいものが

全く浮かばないんで、

自分壊してからじゃないとダメなんですよねぇ。」

って。


『身を削ってない?』


「先生だって身を削ってるじゃん。」


『そうだけど。』


「精神状態が常にクリアな感じは

なんか僕は自分じゃない気がするかなぁ。」


『自分じゃない気がするってのは?』


「なんていうか自分のネガティブな部分とか

そういうの無理にポジティブに持ってこうとする

のは完全に無理があるし、間違ったことに感じるし。

プラスとマイナス合わせて自分ですって。」


『ポジティブに持っていくのは間違ったこと?』


「うん、なんかそういう自分の中のネガティブな部分は

否定しないで認めてあげてっていう。

いつもネガティブ否定してポジティブ人間だったら、

方向決めたのに頭がついてこないし、

逆にものすごいストレスになるじゃないですか。」


『場合とタイプにもよるけど、

自分の中でそういうのがあれば君は大丈夫だね。』


「ところが大丈夫じゃないんです。ははは。本当に。」


『なんかあったの?』


「幸運にも今は自分が好きなことさせてもらってて、

好きなことはしてるけど、

楽しいだけじゃやってられないっていう。

なんでもそうだと思うけど。先生もそうでしょ?」


『うん、確かに楽しいことばかりじゃないね。』


「身を削る度合いを見る自分も作んないと

削りすぎて本当に死んじゃうとか。」


『第三者で自分を見ることだね?」


「そうそう。

でもこないだ友達と電話してて

『そういうことじゃないかしら?』って

なんか女言葉が出てきて。」


『女言葉?』


「自分の作品の主人公が

まだ抜けてないみたいなことですよね。

ははは。本当に危なかったかも。

第三者が見逃してた!っていう。」


『自分で作った架空の人?』


「そうですね。

20人以上は人格作らないとできないから。

そいつらを人間にするのは自分だし、

台詞もそいつらになりきって口で何度も言わないと

キャラクターに人格がないから会話も広がらないし。」


『そうなんだ?』


「結局なんていうか自分は鬱がないとダメだなぁって。」


『うーん。。』



なんか先生が鬱になっちゃった感じ。

最悪な患者じゃん。

あらら。


おしまい。