「人間の土地」
サン=テグジュペリ著 新潮文庫
彼が職業飛行家として働いた15年
間の体験の考察や、サハラ砂漠の
中に機体不良で不時着遭難し、食
物や水もない状況で3日間彷徨い
ながら奇跡的に助かった経験も書
かれている宝石のような名著
死と隣り合わせの仕事の中で戦争
にも兵士としても巻き込まれてい
く。
人間とは何か、どう生きるべきか
を考え続けた愛の手紙なのかもし
れない
「愛するということは お互いに
顔を見あう事ではなく 一緒に同
じ方向を見ることだ」
生きる中で想像を超えた苦悩を味
わうことがあるかもしれない
あなたが生きることに苦しさを感
じるなら宝石箱を開いてみて欲し
い

「あの飛行の夜と その千万の星星
あの清潔な気持ち あのしばしの
絶対力は いずれも金では購いえな
い」
彼は星空の彼方から眺めてくれて
いる
「真の贅沢というものは ただ一
つしかない それは人間関係の贅
沢だ 物質上の財宝だけを追うて
働くことは われとわが牢獄を築
くことになる」
輝き続ける愛の言葉たちも、あな
たを待っている