日本人は契約思想すらないにも関わらず、古来より約束を守る民族である。
日本人には信義という概念がある。
欧米が神と約束した以上、守らなければいけないという概念と全く違う。
隣国には、そんな概念すらない以上、約束を守るという意識すら希薄である。
それは島国という地の利で、外敵の襲来がなく平和に暮らしてきた縄文人の気質である。
その証拠に、縄文遺跡から戦闘に及んだ痕跡が稀有なほどない。
これは縄文人が他の集落と平和に交易を続けてきた証拠でしかない。
そんな地の利を生み出したのは、神の意志であり偶然ではない。
つまり日本の地形が、世界の雛型であるという理由はここにある。
なぜ一厘の仕組みにより、日本を神が救うのか。
それは神が世界を救う民族が、日本人だという証拠である。
王仁三郎が見た大峠は、間違いなく来る。
未来の光景を見せられた王仁三郎の言葉の通り、到来する。
ミロクの世に宗教はなくなるとの王仁三郎の預言は、ミロク菩薩の下生により成就する。
これが宗教が消えて行くことによって、実現する。
その根拠はキリスト教の信じる六六六の獣の数字に由来する。
王仁三郎は五六七の数字をミロクと訓している。
ミロク菩薩が五六億七千年後に下生するということに由来する。
ミロクを数字は三六になるが、この数字まで一から二と順次に足し、三六まで加えると六六六になる。
では、六六六から五六七を引くと、九九になる。
つまり、ミロク菩薩の下生は九分九厘によりなるという意味になる。
一厘の仕組みの型は、六六六によりてなるということになる。
六六六の獣の正体のミロク菩薩が、キリスト教を滅ぼすことになる。
これが王仁三郎のいうミロクの世に、宗教がなくなるである。*
では、ヨハネが霊視した六六六の数字は何を意味するのか。
その答えは、王仁三郎の生家上田家の家紋が、三つ巴紋にある。
この紋をよく見ると、六の数字を三つ円形に束ねたように見える。
王仁三郎がミロク菩薩下生の型を司るなら、六六六の獣の正体とは、ミロク菩薩でしかない。
ヨハネが見た神に戦いを挑む龍の正体とは何か。(つづく)