そしてウソの岩戸開きの明治政府が崩壊し、民主国家日本が誕生した。
それが9月8日の仕組みである。
だが、直の神業だけで簡単に動く訳はない。
型の原理とは、三段移写によりてなる。
雛型があり、次に日本、世界へと波及する。
型を動かすとは、世界の雛型日本を舞台として行う芝居の様なものである。
陰と陽を重ねる。
言ってみると、神界と現界を繋ぐ作業のようなものである。
顯幽を一致させる。
それが現界で行う芝居のようなものだ。
現界で行う芝居が、神界と呼応する。
もしくは波及させる。
これにより、現実世界に現れる。
これが型というものである。
王仁三郎に影響を与えた言霊学者大石凝真素美がいる。
大石は相応の理というものがある、と説く。
型というものは、現世にその予兆が現れる。
つまり、現世に起こる現象に未来の出来事が繁栄する。
それを読み取ると未来は分かる、というものである。
幕末、伊勢神宮が火事に見舞われた。
だが、内宮には被害が及ばなかった。
だから、この度の大乱は国家に被害はないと大石は予言した。
これが無血に近い、江戸幕府から明治政府の樹立である。
明治に、今度は伊勢神宮は内宮まで焼ける被害に見舞われた。
そして、明治の国会議事堂が火事で焼けるという事件も起こる。
これに大石は、国家存続の危機が起こると予言した。
これが大東亜戦争の敗北で、明治政府の崩壊を意味するものだった。
簡単に言えば、事件が起こる前に予兆があると思えばいい。
そう考えると、韓国の南大門が火事に見舞われた。
その翌年、北朝鮮の砲撃事件があった。
これもまた相応の理であろう(つづく)