子供を寝かせて自宅のマンションの屋上で
旧友に言われた一言を告げてみた。
一年持たないんだって、あたしたち。
αは笑っていたけど、私にとってとても現実的で悲しいお話。
思わず、泣いてしまった。
そのことにαはちょっと驚いていた。
「もっと、勝気な女性だと思っていたよ。」
やさしくキスをしてれる彼に、危険な賭けをさせている罪悪感。
「これは言っちゃいけないと思っていたのに・・・。俺だって好きだよ」
こんなはずじゃなかったのに。
αは私に心を許さないと、ずっと思っていたのに
少しずつ、彼の中身を知っていくうちに
あたしの考え方もどんどんかわっていく。
SEXすると情が移るからいやだとαは言う。
その気持ちがさっぱりあたしわわからない。
情が移っているからSEXしたんじゃないの?
「最終的に結局傷つくのは僕だと思うよ」
あたしには家庭がある。
彼には、何も無い。さみしくたっていつでも会えない。
「その人が一年だというなら、一年様子をみてみよう。
そうすれば、一年後に君が僕から気持ちが離れているのは確実だから。
僕はつまらない男だし、そんな魅力は無い。」
まだまだ、好きな比率は私の方が大きい
でももう一方通行ではない。
やさしく髪をなでられると、この上ない幸せを感じる。
正直、週一で密会できているのも年末の忙殺期にまぎれての事。
それも、そろそろ限界に来ている。
これ以上無理をして会おうとすればきっとどこかでボロがでる。
そうなってしまえば、いいのにと思う反面
一年しか持たないと言う彼女の言葉が脳裏をよぎる。
私は彼との一年に、今の自分の全てをかけることは出来ない。
次に会えるのはいつ?
見かけるだけでもいい。すれ違うだけでもいいのに。