先週末は犬と人間の関係性を再度考えさせられるような体験をしました。

そこで、「犬との理想的な関係」シリーズの記事を書いておこうと思いました。

 

我家のボーダーコリーふたり。ふたりとも元祖ボーダーコリーという性格で

運動大好き。タフで粘り強い。負けず嫌い。勝負に強い。集中力があり、最後まで物事を

やりぬく。などなどたくさんの共通点があります。

 

が、12才のダコタと1才のダコタには典型的な違いがあります。

12才ダコタ➡まわりの刺激に流されない。万が一興奮しても自分で自分を取り戻すことが

できる。つまり指示が入る前に適格な判断が自分でできる。

1才デイジー➡まわりの刺激に左右される。興奮がマックスに達する前に対処してあげないと

暴走の可能性がある子。つまり人間が的確なタイミングで指示を出してあげないといけない段階。

これは社会経験数による違いだと思います。デイジーも数か月前に比べると、精神的に

ずいぶん成長しました。

 

いつも思うのですが、人間の的確なリーダーシップは本当に大切だと思います。

それはけしてぶれたり、感情的なものではなく、いつも同じで犬に静かに強くとどくものであるべきと思います。

自分の犬の精神レベルがどこにあるのかを判断し、それに合わせ的確な介入ができることが

理想です。

デイジーに関していえば、「犬を興奮させない」ということに徹しています。

ボーダーコリーは放っておけばどんどん興奮するでしょう。いつもワクワクすることを

探している感がありますし、とても繊細な犬なので刺激をすぐに感じ取ります。

(これは牧羊犬の特徴。広い広い牧場で小さな音や目に入る動きに機敏に反応し

任務を遂行する犬たちだからです。)

この繊細さは、家庭犬としては不利な特徴なのかもしれません。だから興奮させないこと。

興奮してもすぐに我を取り戻す技術をしっかりと伝えていくこと。

 

デイジーが興奮していたり、何かソワソワしているときは、絶対に何かアクションを与えません。

遊びを始める。お散歩に連れて行く。おやつをあげる。好きなおもちゃを渡す。フリスビーをやる。部屋から部屋へ移動させる。来客にアクセスさせる。などなど。

デイジーの精神状態がオンになったら、それがオフになるまで絶対にこういったものに触れさせることはしません。

精神状態が落ち着いているときに、何か素敵なことが起きるということを魂に埋め込みたいからです。そして精神状態が落ち着いていれば、人に飛びつく、不都合なものにうねる、人間の声など届かない状態で一目散に遊びふける、ということを防止できます。

 

こういったことを小さな仔犬のうちから始めるべきだと個人的には思います。

が、仔犬のかわいさの前では人間は興奮状態。人間が興奮すれば犬も興奮する・・・・

自然と興奮型の犬が出来上がってしまいます。これをボーダーコリーにやってしまうのは

本当に危険なことだと心から思います。

 

ちょっと前置きが長くなりました。

先週末に、私とデイジーがいつも通りお散歩をしていました。

私はデイジーをいろいろな環境下に連れていくようにしています。湖や車通りの激しい所や

ショッピングモールなどです。

いつも通り、ショッピングモールに行くと、ブラックラブラドールの若い子とその飼い主さんが

モールで訓練をしているような光景が目に入ってきました。

その光景を横にモールを通り抜けました。するとそのラブラドール君はいきなり私とデイジーに吠えついてきました。

犬に吠えつかれても絶対反応しないという訓練はできているデイジーなので、そのまま

静かに横を通り過ぎることができました。

こちらが静かに対処してもラブラドール君はまだまだ吠えをやめません。

「この子も興奮訓練が必要なんだろう」と思っていました。

そして次の瞬間見たものは・・・・・・・

その飼い主さんは クリッカーをクリックそしておやつをあげていました。

 

これでは、興奮の助長だなあ・・・・・と悲しい気持ちに正直なりました・・・・・

犬が興奮している。そこでおやつという褒美を与えてしまっている飼い主さん。やってはならぬことです。多分その方の狙いは、おやつで飼い主に注目させているのでしょうが、犬側からしたら興奮すればおやつがもらえるという理解にしかなりません。(泣)

 

そして私とデイジーが通り過ぎる間ずっとクリック&おやつを続けていました。

人様の犬といえ、なんだか他人事ではないなあ・・・・と辛い気持ちで通り過ぎました。

 

興奮のコントロールとそれを飼い主がどう関与するかで、犬は自然に自己コントロール技術を身に着けていくのだと思います。

誤った介入は興奮型脳育成の助長でしかないので、本当に気を付けないといけないし

一回の人間の誤りが時に大きな誤りを生むという重い責任も飼い主にはあります。

(続く・・・・)