TO NI LAND  -2ページ目

 

 

映画「アニバーサリーの夜に」

を観た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロバート・デ・ニーロや、

 

ショーン・ペンと同じく、

 

 

今日は私の誕生日で、

 

 

ある意味、

 

アニバーサリーの夜

の投稿となったが、

 

 

 

 

 

1994年公開の映画、

 

「ミセス・パーカー/

ジャズエイジの華」の、

 

 

ドロシー・パーカー役で

称賛を浴びた、

 

ジェニファー・ジェイソン・リーは、

 

 

 

翌年の、

 

スティーブン・キング原作の

サスペンス映画「黙秘」では、

 

 

共演した

キャシー・ベイツに、

 

引けをとらない演技が

高く評価され、

 

 

 

 

1996年には

アラン・ルドルフではなく、

 

 

今度は

アルトマン監督の、

 

映画「カンザス・シティ」で、

 

 

映画「俺たちに明日はない」

のボニーのような、

 

ヒロインを演じていて、

 

 

 

 

1997年公開映画

「シークレット/嵐の夜に」では、

 

 

ジェシカ・ラングと

 

ミシェル・ファイファーという、

 

 

これまた実力派女優と共に

三姉妹を演じ、

 

 

 

 

1999年には、

 

 

クローネンバーグの

映画「イグジステンズ」に、

 

ジュード・ロウと出演するなど、

 

 

 

順調にキャリアを

積み重ねていて、

 

 

 


彼女の映画デビュー

20周年にあたる、

 

2001年に公開され、

 

 

アラン・カミングとの

タッグではあるが、

 

 

初めて

監督と脚本を手掛けた、

 

「アニバーサリーの夜に」は、

 

 

文字通り、

 

ジェニファー・ジェイソン・リー

にとって、

 

 

節目の作品であるように思えて、

 

 

 

作品上では、

 

 

アラン・カミング演じるジョーと、

 

ジェニファー・ジェイソン・リー

演じるサリーの、

 

 

結婚6年目を祝う、

 

アニバーサリー

パーティーという設定だが、

 

 

 

映画「初体験/リッジモント・ハイ」

で共演した、

 

フィービー・ケイツや、

 

ブレア・テフキン、

 

 

 

「ミセス・パーカー/

ジャズエイジの華」で共演した、

 

 

グウィネス・パルトロー、

 

ジェニファー・ビールス、

 

マット・マロイ、

 

 

 

ジェニファー・ジェイソン・リー

とは数本共演している、

 

 

ジョン・C・ライリー、

 

ジェーン・アダムス、

 

ミーナ・バディ、

 

 

 

重要な役どころで

出演している、

 

ジェニファー・ジェイソン・リー

の愛犬オーティスなど、

 

 

 

 

これまでに、

 

ジェニファー・ジェイソン・リーと

縁のある俳優たちや、

 

 

愛犬までも、

 

 

彼女の節目を祝うために

集結したような感があって、

 

 

 

 

フィービー・ケイツに至っては、

 

 

「初体験/リッジモント・ハイ」で

共演して以来の親友である

 

ジェニファー・ジェイソン・リー

のために、

 


隙のある

生活感にあふれた演技で、

 

一度きりの女優業復帰を

果たしたうえに、

 

 

 

彼女のみならず、

 

ケヴィン・クラインや

子供たちと、

 

 

家族そろって出演する

力の入れようで、

 

 

 

「アニバーサリーの夜に」は、

 

 

ジェニファー・ジェイソン・リーの

これまでの出演作とは違って、

 

 

彼女の日常が垣間見える、

 

異色な作品のように思えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜ、

 

アラン・カミングと組むのか

という疑問があったが、

 

 

 

彼が1998年に

トニー賞を受賞した、

 

ブロードウェイミュージカル

「キャバレー」に、

 

 

ジェニファー・ジェイソン・リーが、

 

サリー役で

出演したことがきっかけで、

 

友好関係を築いたと分かり、

 

 

「アニバーサリーの夜に」の、

 

“サリー”という

キャラクターの名前も、

 

そこから取られている

ようにも思われ、

 

 

 

そのアラン・カミングが

ヨガのときに着ていた、

 

 

“平手道”と書かれた

タンクトップが気になって、

 

 

外国人がよく

意味を理解せずに着ている、

 

漢字Tシャツの類いか

とも思ったが、

 

 

あとから、そのオチが

分かって大笑いし、

 

 

人気のない夜道で、

 

 

“平手道”のタンクトップを着た、

 

アラン・カミングに

出くわすのは避けたいと思い、

 

 

 

 

グウィネス・パルトローと、

 

ジェニファー・ビールスが、

 

 

「ミセス・パーカー/

ジャズエイジの華」での役柄と同く、

 

 

ジェニファー・ジェイソン・リーとは

良好な関係ではないのが、

 

マルチバース的で、

 

 

“根性の腐った人気女優”こと、

 

グウィネス・パルトローと、

 

 

“中毒者の演技が

リアル過ぎる女優”こと、

 

ジェニファー・ジェイソン・リーが、

 

 

平常心を装って、

 

嫌味の応酬を

繰り広げるのが愉快で、

 

 

ジェニファー・ジェイソン・リーが

好意を抱いている男は、

 

 

必ず寝取ってしまう

役どころである、

 

グウィネス・パルトロー

にも大笑いして、

 

 

 

 

女優業から遠ざかった

フィービー・ケイツについて、

 

その後が気になっていたが、

 

 

“女優を引退してよかった。

夫も活躍しているし”

 

などという本音のような

セリフが聞けたり、

 

 

夫のケヴィン・クラインと

娘の寸劇などを通じて、

 

 

クライン家の幸せな日常を

推し量ることもできて、

 

 

フィービー・ケイツの

その後を知るうえで、

 

この作品は貴重だと思い、

 

 

 

フィービー・ケイツ

を除いて考えると、

 

 

やはりMVPは、

 

ジェーン・アダムス

だと思われ、

 

 

彼女が新人の頃に出演した、

 

「ミセス・パーカー/

ジャズエイジの華」で、

 

 

ジェニファー・ジェイソン・リーに、

 

なにか借りでも

作ったのだろうか、

 

 

 

それとも、

 

監督でもある

ジェニファー・ジェイソン・リーに、

 

圧力をかけられた

のだろうか、

 

 

長時間にわたる

トップレスシーンを伴う、

 

薬物中毒で情緒不安定な

女性役を、

 

 

まるで、

 

“つべこべ言わずに体を張れ”

という、

 

ジェニファー・ジェイソン・リーの

セオリーを、

 

受け継いだかのように、

 

 

ハイパフォーマンスで

こなしていて、

 

 

 

 

物語のラストで、

 

逃走していたオーティスが

慌てて戻ったのは、

 

 

冒頭と結末で、

 

同じシーンが使い回されて

いるため、

 

 

自分の出番が近いのを

察したからのように思われ、

 

 

さすがは、

 

ジェニファー・ジェイソン・リーの

飼い犬だけあって、

 

 

下手は打たないと思った。

 

 

 

 

 

それまでの演技とは

別格のように感じ、

 

 

優れた俳優陣の中でも

存在感を発揮して、

 

多くの人に称賛された、

 

 

「ミセス・パーカー/

ジャズエイジの華」だが、

 

 

ジェニファー・ジェイソン・リー

にとっては、

 

節目前の予兆のような

作品であり、

 

 

「アニバーサリーの夜に」こそ、

 

節目と呼ぶにふさわしい

作品であると思われ、

 

 

 

ジェニファー・ジェイソン・リー

の映画デビュー作である、

 

「初体験/リッジモント・ハイ」

を観賞して、

 

 

彼女のような

可愛らしい少女が、

 

 

なぜ、

 

映画「ヘイトフル・エイト」で

罪人などを演じるのだろう、

 

という疑問が湧いたため、

 

 

ここまで掘り下げてみたが、

 

 

おおかた疑問は

解消されたように思い、

 

 

 

この節目を契機に

結論に至ろうとしたものの、

 

 

 

彼女は、

 

「アニバーサリーの夜に」

が公開された同じ年に、

 

別の節目も迎えている。

 

 

 

 

そう、

 

あの、ノア・バームバックと

出会うのだ。

 

 

 

 

 

 

道理で、アニバーサリーにも

かかわらず、

 

 

彼女の脱ぎっぷりが

悪いわけだ。

 

 

 

 

 

 

 

 


祭りは、第二部へと続く。