『光の国から僕らのために―金城哲夫伝―』 http://www.gekidanmingei.co.jp/performance/2016/hikarinokunikarabokuranotameni.html  


以前の舞台とは違うラシイ。

ピグモンもでます。

『光の国から僕らのために―金城哲夫伝―』(フラユシュ)

 さて見てきました。感想ですが最近の金城の研究で発掘された新たな事実を踏まえつつ基本的には山田輝子の『ウルトラマンを作った男』や上原正三の『ウルトラマン島唄』を基に再構成しているという印象。以前中央公論か文芸春秋に発表されたルポ(知人に貸して以来現物紛失の為詳しい事実記載できず)なども参考にしているかもしれない。一部で有名な自衛隊賛美発言も再現していたが筆者の過去の記憶ではどのような発言だったかどのような意図だったかが不明だったと思ったが最近の研究で判明したのか推測による再現なのか。

 ここでその発言に対しては思想的なことをからめると思考停止して議論にならない輩がいるかもしれない(無論全部ではないとは信じたいですが)のでそこには深くは触れないようにする。

 ただ狂言回し的にピグモンが出てくること以外は各関係者の発言をまとめたものとしてよくできていたとは思う。基本は押さえているといいますか。

 ただ何かが物足りないというか夢見る心が少し足りないというべきか・・・・・・。それは別記事の以前の芝居の印象が筆者の心の中に残っているからかもしれない。今一つ言語化できないのがもどかしい。最後の方で転落する直前に2015年の上原とに通信するのは、まあうまくいっているかな。

途中特撮ファンらしき学生(なんと怪獣同盟がある早稲田!)が金城を訪ね『破壊者ウルトラマン』をはじめ金城が意識していなかった(?)ような沖縄問題や日米問題などを語るシーンに見ているこちらは苦笑したものですが。以前富野監督が自分の下に付いた若いアニメーターが「僕もインドにいけばニュータイプになれるでしょうか」と真顔で言われたときを思い出しました。確か『怪獣学入門』で上原は金城は読んでいたと思うと発言していたように覚えている。それをどう思っていたかは本人亡き今知る由も無いが。芝居上ではポカンとそれを聞いていてそれに対しては特にコメントはしてはいなかったが、妥当な表現であろう。

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