その大きな湖はいつもおだやかでした
豊かな水をたたえ
晴れた日には空の青さを映し
雨をうけとめ   風をやわらげ
嵐の日にも曲を奏でるように波が踊るのでした

一匹の魚は安らかに泳ぐ毎日でした
何が起ころうとも 湖は
守るように包んでいてくれたのです

それでも その魚は
このままでいいのかと考えるようになりました

ピチャッとしっぽがゆれると
湖はおや?と思うようになりました
ほとりの木の実がポチャンと落ちて
何だろうと小さな渦を見つめました

ざわざわとさざ波がたつようになると
湖は「風が予想以上に大きいからだろう」と
穏やかになろうと努めました

またさざ波がたち 次の日も その次の日も
そして 音がたつほどの波になっていきました

湖は気づきました
魚や木の実が波や渦を作るのだけれど

大きく音をたてる波は
湖自身が揺らいでできたものだということを

湖は 自分が沸き起こしたものを
鎮めることができなくなってしまったのでした


少し驚いたけど  「わかった・・・」

湖は大海になりたかったわけではなく
七色に輝きたかったわけでもなく
可愛い魚が 気持ちよく泳いでいれば
それで幸せだったのです

天馬くんは音の言うことを尊重し 望み通りにさせてあげたのです
でも リエさんは そうはいかない
天馬さんをさんざん振り回して・・


近衛が引き出すねぇ
馳さんの優しさ尊敬してます❗って
僕は優しくない 音に対しては臆病になってる
気持ちを押し付けて嫌われるのがこわくて・・・


近衛は 「もっと我が儘に なって 
気持ちを押し付けたっていいじゃないですか」って
それで触発されたか
天馬くん 勇気を出して・・音にTEL
電話する前の少し不安な顔 
でも 気持ちが同じだって こんなに嬉しそう
(あぁ つかの間の安らぎえーこんな笑顔を見ていたいの・・ずっと)

そして放課後デートドキドキまたしても 4人❕
さざ波が・・・おさまらない
魚が落ちてきた木の実をつつきながら泳ぐ
いつか魚は陸を夢見てしまうのでは
飛び出していってしまうのではと
不安が襲う

かき氷🍧食べに行っても・・・
ちゃんと友だちになれてるって             さざ波が・・・

天馬パパも 天馬を振り回されていると
音を見極める食事会をすることになる
音に伝えにくるけど・・・
親を説得できなくてゴメンって 


食事会当日 音が遅れる理由は確かにあった
天馬くんもさすがに顔が曇る

音が英徳のためにしたことなのはわかった
晴が音や天馬や両家のために頭を下げたのもわかる
天馬はわかってる 悪気がなかったことは
だけど だからこそ 感じるものがあって
さざ波は 
微かにゆれていたさざ波は
大きなうねりとなっていく

みんな 音のことを許して 
これからも なかったことのようにできそうで
それはよかったのだけど だけど・・・ 天馬は
広がっていく胸の不安

2人で頭を下げる姿
互いを思いやっていて 
入れる隙間がないと感じたのか

悲しいハグだな・・・

一年前くらいかな Twitterでも呟きました
やっぱりそう  何度見ても そう

うねりから大きな波となって
飲み込んでしまいたいと
湖は思っているのでしょうか・・・

🌊🌊🌊🌊🌊🌊🌊🌊🌊🌊🌊🌊🌊





 

https://twitter.com/hanahare_tbs/status/1002461824959197184?s=19 

 


大丈夫かな・・・
見届けられるかな・・・

がんばる・・・・