前文の続きですが、このようにギターを分解していくと、プレイ中には眼にする事の出来無い箇所をじっくり観察する事が出来るので、結構面白いもんです。
ネットの情報によれば、このギターは83~4年頃のものらしく、『ST』というシリーズの中では廉価版のモデルのようです。ですので材やパーツ等は期待は出来ませんが、それら以上に気になったのはギターの『つくり』です。

ネックを外すと、普通のストラトキャスターには無い謎のザグリが…。
また、ボディをじっくり見てみましたが、自分の眼に狂いがなければですが、このボディは10ピースもの継ぎ接ぎボディです。
廉価版に継ぎ接ぎボディが使用されるのはある意味仕方の無い事ですが、10ピースものボディは流石に初めてお目にかかりました。
(°□°)
おそらく、上級機を製作した際に余った端材で造られたものとやと思います。
しかし、方やネックはと言うと、いたって普通の1ピースです。
そして、このギターの一番の問題点はネックとボディの組み込みです。
ネックとボディを接続する部分、いわゆる『ネックポスト』と言う部分が、ネックに対しての幅が広く隙間が出来てガタツキが生じていました。
また、6弦側が今にも指板から外れそうなほど位置がズレて、かなり弾きにくい状態になっていました。

この写真は処置後のもので、自分が取った方法は、弦の位置等を考慮しながら、ネックポストの1・6弦両側に隙間に応じた厚さのシムを入れ、何とかバランスを取っています。
素人仕事の応急処置的ですが「何とか対処出来たかな?」と思ってますが、見たところ全体的に組み込みが良くないので、その辺が解決出来ればもっと弾き易くなると思います。
そして、肝心の音の印象は、一言で言うと『クセが少なく軽い』という印象です。
ギターそのものの重量も軽い方で、少なからずこの辺りも音に影響していると思われます。
ただ、クセが少ないという事は、逆に考えると如何様にも出来易いという事やと思いますので、ピックアップや配線、コンデンサー等の電装関係を変更してみると、案外ビックリするような音を出してくれるやもしれません。
そんなワケで今回も何とか終了です!!