れにちゃん目線






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気がつけばいつも詩織を見ていた。

いつも楽しそうに笑って
いつも美味しそうにご飯を食べて
いつも一緒に馬鹿やって。

泣き虫で甘えん坊なみんなの妹。

散々泣いて甘えてきたと思ったら
美味しいもの食べたらすぐ笑って。

そんな詩織が
愛おしくてたまらなかった。





「れにちゃん。」

「うん?どしたの玉さん?」

「うーん…やっぱなんでもない!」

そういうと夏菜子のところに行ってしまった。
…なんだったんだろう。
少し様子がおかしかったような。

いつのまにか玉さんは泣き虫と甘えん坊を卒業して
私にも甘えてこなくなった。

「夏菜子ぉ構ってー!」

ただ相変わらず夏菜子ちゃんに対しては
甘えん坊というか構ってちゃんのまま。

…いいな。

きっと詩織は夏菜子ちゃんの事が好きなんだろう。
私が詩織を好きなように。

嬉しそうな詩織の笑顔を見ると
胸が苦しくなる。

「れにちゃーん!!」

ズシッとあーりんが背中に乗っかってきた。

「れにちゃん元気ない?」

「ええ?元気だよう」

「あーちゃんにはお見通しなんだから!」

「うーん…」

あーりんには言っても大丈夫かな…。

2人で楽屋を抜け出す。





私が詩織を好きな事
最近甘えてこなくなって寂しい事
詩織は夏菜子が好きなんじゃないかって事
あーりんに全部話した。

そしたら…

「アハハ!そんな事で落ち込んでたの?」

と笑い飛ばされた。

「そんな事って…酷くねw」

こっちは真剣に悩んでるのに。

「悩む前に行動してみた方がいいよ」

「行動って…?」

「好きなんでしょ?だったら本人に伝えなきゃ!」

「いやいやいやw上手くいきっこないし!
女の子同士だし…嫌われたりしたら…」

「うーんとね、それは、うん、大丈夫だと思う」

「いや、言ってる意味がわからな…」

「れにちゃんってホント鈍感だなあ。
とにかく!行動あるのみ!応援してるよ!」

バシッと私の背中叩くなり、楽屋戻っちゃった。

「えー…」

なんだったんだろう。
私も楽屋戻るか。






「れにちゃんおつかれ」

私の撮影が最後だったのもあり
終わって楽屋に戻ると詩織だけしかいなかった。
夏菜子ちゃんは新幹線の都合で
あーりんはお母さんと用事があるからって
一足先に帰ったらしい。

なんか気まずいな。

「玉さんもおつかれ!まだ帰ってなかったんだ」

「うーん…まあ。」

なんか朝からちょっと様子がおかしい気がする。

「れにちゃんさ、お昼元気なかったよね?」

「えっ元気だよw」

「あーりんとどっか消えちゃうし…」

「あー…ちょっと相談があってね」

「ふぅーん」

詩織がちょっと拗ねたようにみえる。

「私だってれにちゃんの事心配なのに」

そして私にぎゅって抱きついてきた。

「た…玉さん…?」

「れにちゃんってさホント鈍感だよね」

「え…それってどういう…」






あーりんにも同じこと言われた。

ふと詩織をみると
ほんのり頰が赤くなっていた。

…え、え、え?!

「れにちゃんのばーか。」

「詩織っ」

思わず抱きしめた。

「詩織が…好き。」

「…うん」

「ずっとね、詩織は夏菜子の事が好きだって思ってた」

「夏菜子の好きはそーゆーのとは違う。
私が好きなのは…ずっと好きだったのは
れにちゃんだよ。」

「…でも最近全然甘えてきてくれなくて寂しかった」

「それはなんか照れくさくて。好きって意識すると…さ」

「しおりぃ…」

泣きじゃくる私を詩織は優しく撫でてくれた。

「これじゃどっちが年上かわかんないねw」

「うぅ…」

「れにちゃん、私の彼女になってくれますか?」

「もち…ろんっ」

そっと重なる唇。
初めてのキスはすごくドキドキして
甘かった。









後日

手を繋いで2人で出勤してきた。

「やっと付き合ったかあそこ」

「お互いに分かり易すぎるよね」

「詩織もれにちゃん居ないとすぐ探すし
本当は甘えたいのに素直じゃないからツンツンするし
そのくせあーりんとイチャイチャしてるの見ると恨めしそうに見てるしw」

「れにちゃんもずっと玉さん見てるし
話してる時とかたまに顔赤いしねw」

「「ほんと世話の焼けるww」」

周りにバレバレの2人でした。






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初た行!!

なんかもっとラブラブなの書こうと思ったけど
もどかしい感じのにしようと方向転換ww

ももたかぎが別格に好きなのは間違いないけど
た行もすごく好きです💜💛
子猫のような2人が可愛くて可愛くて🤤←

それでは。

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