先々週、稽留流産の手術でした。
日帰りだと思っていたら、一泊の入院でした。
待ちに待った外来の日、悪阻がひどいので術日を最速で設定してもらいました。
点滴、血液検査等して終了。六時間以上病院にいて、ぐったり。
10/2の水曜日に手術が決定しました。

私は今回、手術を選択しました。
赤ちゃんが育ってないことは事実で。
二つの病院で診断してもらいました。
悪阻がひどくて、1日寝てばかりで娘との時間を全くとれないこと。
寝ながら遊んでいたり。
生き返ることはなかった為、早く体調を元に戻したい気持ちが大きくて手術しました。
手術しない場合は、2週間ほどすると自然に出てくるとのことです。その際、かなりの腹痛、出血を伴うことを説明されました。

術後、約10日ほど実家にお世話になるのでその準備をしに帰りました。
手術なので承諾書等書類のサインも沢山あり。本当は帰らず、母にサインしてもらうつもりでしたが、手術が手術なので、既婚者ならご主人のサインを貰ってくださいと言われ。
家に帰りました。
娘は母のところへお泊まり。何かを感じとってるのか、全く泣かず、笑顔で
バイバイと大きく手を振ってくれました。
お風呂も楽しく母と入って、夜ご飯も食べいざ就寝となったら、元気爆発。10時過ぎまで寝なかったそうです。
9時過ぎには、ママ~ママ~と泣き始め。母が抱き締めながら
ママはねお腹がいたいから今日はお家でゆっくりしてるの。寂しいけど頑張ろうね。もう寝ようね。
と言い聞かせたら、うん。うん。
と言って寝たそうです。

私の方はというと、
明後日、手術かぁと思うと少し気が楽になりました。猛烈にエビグラタンが食べたくなり、冷凍のやつを食べたら見事に胸焼け、気持ち悪くなりました。

主人が帰ってくるまでに、書類のサインを。何かをやってると考えなくてすむのですが、寝る前、夜中に起きたとき、悪阻に耐えているときはやっぱり考えてしまって泣いてました。
初期の流産は誰のせいでもない。
染色体のせいとわかっていても、ママは自分を責めてしまいます。
私も口では主人や母達にそういっていたにも関わらず、流産宣告うけてからずっーとメソメソしてます。
なんかふとしたときに、涙がでてくるんですよ。自分でもびっくりです。
これは 術後、今でもです。
時間が解決してくれると思ってます。

主人にもサインしてもらって任務完了。
主人は寡黙というか、口下手です。
今回のことも、
仕方ないよ。早く元気になって。
と、私を責めることなく
残念でしたね。と、ドライな感じです。
術後も大変だろうから、実家でゆっくりしてください。
と、快く送り出してくれました。

次の日に、入院お泊まりセットを準備して実家へ。大荷物でした。

手術当日はドキドキでした。
1人で行くつもりでしたが、母がついてきてくれました。
今回は実家近くの産婦人科のある病院を選んだ為、ついてきてくれたり、迎えに来てくれたりして便利でした。

午前中にエコーで最終確認し、号泣。先生や看護婦さんの前で泣いてしまいました。皆冷静です。当たり前か。
最後に先生から
写真いりますか?
と聞かれ。外来ではくれなかったりもう1つの病院では自分から要らないと断ったりしてました。
これが最後だからと思い、貰いました。
今回のエコー写真もノートにはって日記を書きました。自分の気持ちを素直に書き、お別れできたと思います。

話を戻します。
エコーのあと、
子宮を広げる何かをいれます。
少し痛いですが、本を読める程度でした。その後(三時間後位)、2時から手術ですと言われ、バタバタ準備。絶食絶飲です。
車椅子で手術室に移動です。

手術開始から終了まで三時間ほどでしたが、その間分娩室は私、1人だけでした。息んでる声や新生児赤ちゃんの声など一切聞こえませんでした。
これには驚きましたし、配慮にとても感謝しました。広い大学病院だからかな。狭い個人病院だったら、声など駄々漏れだろうなと。
その声きいて、泣くだろうなぁと思いました。

術台に寝かされ、麻酔を。
この麻酔が全身麻酔ではなく、意識が少しある状態での手術です。
と、言われていて猛烈な恐怖でした。
なぜなら、めっちゃネットを検索していたからです。流産宣告前からずーっと色々検索してしまい、頭でっかちになってました。

が!麻酔したら、段々ふぁ~となり。
頭の中で夢見てる感じになり。
始めますと先生の声が聞こえた気がします。
確かに、カチャカチャと手術されてるのですが、意識は別のところへ。
ふあ~って気持ちよくなり、お花や観葉植物みたいなグリーンが沢山ある世界に飛んでました。
ふあ~って飛んでました。
そして、手術終わった頃に元の世界に戻ってきました。本当に不思議な感覚で。
術後、母や主人達にめっちゃ熱弁しました。
二時間くらいボーッとしてたので術台で寝てました。

術後は、嘘のように悪阻が消えて。
まさかの、空腹感が!
お腹がすいてすいてしかたなかったです。夜ご飯ペロリでした。
この時、美味しいと思ってご飯食べれることって本当に幸せなことだなぁとしみじみ思いました。

9時過ぎに寝ましたが、夜中に起きてしまい。それから全く寝れず、朝方に。
途中でナースコールしたのが遅すぎて。夜中2時にならして睡眠薬欲しいと言ったら、
この時間から飲むと薬が効きすぎてしまうので処方無理ですと言われ。
全然眠れませんでした。
5時近くに寝れたのですが、病棟って6時起床なんです。朝の回診も7時近くに来るし、眠いのに寝れないという。
イライラしました。
朝の回診もしていただき、手術は成功。特に問題ないため、午前中に退院でき実家に帰りました。
お迎えは叔母がきてくれて。

実家での生活は里帰りレベルの至れり尽くせりで、くっちゃね生活し、体重は見事に戻り、身体はだいぶ戻りました。母に感謝でした。やはり、初期流産とはいえ出産と同じように身体にダメージはあるので、のんびりな生活をと言われました。ホルモンバランスが狂っているのか、異常な乾燥に悩まされてます。娘の時もそうでした。
母は2週間近く孫と過ごせるとあってかなり楽しんでいました。夜は寝ない娘とケンカしていたり。笑いました。
金曜日に術後の外来で、異常なしと言われ一安心です。

日曜日に自宅に戻り、今日から娘とのいつもの生活に。早速、お散歩に図書館にお外に連れ出しました。すっかり秋ですね。風邪ひかないように気をつけないと。


今回で流産のことは終わります。
blogに書くことで気持ちの整理ができました。読んでくださり、ありがとうございます。
流産したことはとっても悲しいですが、私1人だけじゃないとblogを通して救われたので私も書きました。
ラブさんありがとうございました。これからも仲良くしてください。