娘は母親を介護するべきでしょうか? | 母と娘の関係を良くする専門カウンセラー 澤田弘子【大阪】

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母と娘の関係で悩みを抱えておられる娘さんのためのカウンセリングを行っています。
「身内のことだから・・・」と誰にも相談できずに苦しんでおられませんか?
このブログでは、お母さんへの複雑な思いを抱えておられる娘さんのために書いていきます。

母娘関係改善カウンセラー☆澤田弘子です。

 

寒くなりました。

 

母と娘、難しい問題です!

 

 

 

母親が認知症に!

 

一人っ子の彼女は悩んでいます。

 

 

 

子供のころ、母は厳しかった!と記憶しております。

 

そのため勉強をし、いい子にしてました。

 

 

急に怒り出すこともあり、顔色ばかり見ていた子供のころ。

 

いう通りにするしかなかった!

 

 

 

こんな幼いころばかり思い出されるキャリアウーマン

 

 

仕事も頑張ってるのに、邪魔されることや、嫌がらせにあい会社を転々とする羽目に。

 

 

高飛車な人に弱く、上から目線で来られると何も言えない。

 

叱られた思い出がよみがえる。母の怖い顔!強い口調!

 

 

 

思春期には抵抗もしたが、言いくるめられるばかり。

 

 

 

成人すると家を出、一人暮らしをはじめ、快適な生活を送っていました。

 

 

 

 

そんな時に母親が認知症に!

 

母親の面倒を看るため正社員を辞め、今はパートをしています。

 

それでも彼女はどうしても同居はできない。

 

近くに住んで時々行っています。

 

ヘルパーさんが来てくれて介護をしてくれる日々。

 

 

今はまだ母は自分のことができる状態だから、買い物を頼んで自分で食べるものは作れます。

 

 

でも、彼女は一人悩んでいます。

 

やはり、自分が母を見るべきか?

 

誰かに話を聴いてみたい。

 

 

「親の介護の会」なるものにも参加してみました。

 

でも、参加している人の発表会のようなもの。

 

「私は何年間親の介護をしています。こんな苦労がありました。」

 

「大変でしたね。よくやりましたね。」

 

 

(私にはできない。場違いなところに来てしまった)

 

 

 

母親の近くの方は

「娘さんでよかったね、お母さんは幸せね」と言ってくれます。

 

 

本当に娘の私が親の介護をしないといけないのでしょうか?

 

 

そういう疑問の毎日を過ごしていました。

 

 

 

私の考えは(そんなことはない、今でも憎んで許せないのなら、無理にすることはない)

 

いまのまま週に時々顔を出しているだけでいいと思います。

 

 

 

認知症は進みます。

 

 

そうなると火の始末の心配が出てきます。

徘徊もするかもしれません。

一人で出かけて、交通事故の心配もあります。

 

 

だからと言って同居は無理だとおっしゃってます。

 

 

24時間ですからね、自宅での介護は難しいと思います。

お年寄りは我儘も出てきます。

無理も言います。

 

 

まして”憎い””嫌い”がまだ残っているうちはイライラするばかりです。

 

貴女の方が病気になります。

 

 

そうなれば本人が嫌がっても施設に入ってもらいましょう。

プロにお任せすのが賢明かと。

 

 

 

 

 

 

私はある有料老人ホームに関わっております。

 

 

先日、少し認知が進んできたおばあちゃん。

 

夕ご飯前に急に「娘が迎えに来るので着替えをしたい」と。

 

娘さんからの連絡など入っておりません。

 

彼女の妄想です。

 

「ごはん前に着替えると汚れるから、後にしましょう」と言っても聞かない。

 

本人の言うとおり着替えさせ、夕ご飯の時間になりました。

 

他の方は食べ始めているのに彼女は一口も食べようとしません。

 

ただひたすら娘さんを待ってるんです。

 

 

 

一部始終を見ていたのでこの様子を責任者に伝えました。

 

 

施設長が「さっき〇〇(娘さんの名前)さんから電話があって今日は雨も降ってるので行けない、明日にするって」と伝えるとよっぽど来てくれるのを待ってたんでしょうか、泣き出しました。

 

「泣かんでもいいやん、ご飯食べてゆっくり寝て明日にしよう」との一言で納得、食べ始めました。

 

 

 

 

 

 

気が進まないことはしない方がいいんです。

 

まして、母の介護をしない自分を「親不孝な娘」と責めたりしないでください。

 

時間がたつとお母さんのことが可愛くなってきます。

 

そのころ、お母さんはあなたのことが誰だかわからないかもしれませんが。

 

 

 

 

母親のこと、娘のことでお悩みのある方、お話お聴きいたします。

 

話すことですっきりすることもありますよ。

 

話したいだけお話しください。じっくりお聴きします。