過去とは、これからやってくる未来のことなのです。死に向かって生きるとは、過去に向かっているということ。
えっ 一体どういう意味でしょう。
私たちが過去だと思っている場所、それは三次元空間にはありません。
死に向かって生きるとは、始まりも終わりもない純粋持続という永遠(精神)に戻るということ。意識出来ていないだけで、私たちはいつも死と共に生きています。
生きていると思っているこの場所のほうが射影であり、かりそめの場だということです。三次元空間は瞬間性の場。だからはかないのです。はかない夢とは人間が生きる現実世界のこと。
人間の意識とは、肉体が自分だという感覚と、肉体や自分という感覚を忘れた「私そのもの」の意識、どちらも同時に存在しているのです。
肉体や自分という感覚を忘れた意識(感覚)そのもの。これが「自我・自他を超えた」感覚です。夢中になっている時、ゾーンにいる時の感覚。見ている物と一体になってるでしょう。
この感覚は、自覚してない人も多いでしょう。「私、オレ、自分…」と日頃頭の中で言葉が出てきますよね。言葉を使っている自分が感情を感じて、嬉しい、悲しい、なんてやってる、この自分を無視したり、嫌ってしまうことが人間の一番の間違いなのです。
悲しい時に悲しんではいけない。悲しむのが嫌だからといって避ける。誤魔化す。無視する。悲しまないように、悲しい事が起こらないように、願っていませんか。どうでしょう。悲しさという感覚を感じないように我慢することは、嬉しいこと、望ましい感覚も我慢していることなのです。これに気づけたこと、ハッキリ自覚するまでに私は半世紀近くかかりました。
理屈や知識を知っていることと、今自分が何を感じているのか、どのような思考をしているのか、「ハッキリ自覚」することとは、違うんです。
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