しょーねんの、うた⑨(携帯小説)
~虹色の蝶々は涙脆く~
飛びたい飛びたい
願っては地中を
土竜のよう這いずる。
本当の僕は何処だろう?
~飛べたらどれだけ~
綺麗なんだろう
今日も幻想の中を
漂う幻と
融合しながら
本当の僕は誰だろう?
変身してから少年はモテる様になった。
元々持ってた女々しい仕草が
顔とマッチし違和感はなくなった
そして毎日の様にガールズバーへ行き
丸い透明なテーブルの四方の端っこから女の子を集めワッカに囲まし
自分の哲学を押し付ける。
哲学や美学に必要なのは納得いく答えや正しい事じゃない
より 『らしく』 魅せる事。
総理大臣は総理大臣だからこそ らしく 見える言葉がある。
俺が同じ事を話しても
らしく ない
なら説得力は半減する
例えばこの美少年がいい例だ
俺、食パンが嫌いなんだ
白いくせ焼いたら黒くなりやがる。
ガールズバーの女の子は美少年の奇抜な雰囲気から
この美少年には本当にそう見えてるんだ。と自然にその哲学を受け入れる
不思議な魅力で白と黒のミラーボールがガールズバーをローテーションで廻る。
気になった娘を連れて帰る。
そしてtattooや蝶々の話をする。
神秘的な話、相手が嫌がるとその話をとたんに辞め猫の様に機嫌をとる。
そんな毎日の中
美少年はダボダボのパンク少年に出会ったのだ。