しょーねんの、うた①(携帯小説) | free life

しょーねんの、うた①(携帯小説)

壁という壁に666、ピストズ、モッズ、パンデラ、ヘルメット、シド、ラモーンズのバッチやポスター、


錆びた蛍光灯にもメイロックサインの落書き。
トイレにまで、
誰が貼ったかは知らないがウンコ流す排水口の中の中までシドのシール



高度経済成長に成功しビルが立ち道路ができ
巨大化した都市の端っこ。

街で一番小さなライブハウスの中の映像。

人は日本で一番小さなライブハウスだと言う。


入り口にはファック、NANA!
ファック、ヒューチャー。
スペルが間違ってあり二回、消した後がある。


世の中から遮断したような
この街唯一の『何でもアリ』無法空間。



何の因果がそのすぐ前には
流行りのこの街一番の未来型ライブハウス。
昨日はJanne Da Arc。その前はL'Arc~en~Ciel。
明日はなんとSMAPのライブ。


この小さな無法空間のライブハウスには
小さく手書きの油性のマジックで1ヶ月前の名もないパンクバンドのライブイベントのフライヤー。



その、街外れの小さな無法地帯の、中の実体を誰も知らなかった。