キラー爺です✨


今回は個人的に好きな車両6000系について色々


外観とか色々好きなところ適当に書きます!


外観


↓去年から6000系トプナン車含む編成が↓
復刻塗装して走っています!



6000系の初期型は、前面貫通扉の窓が少しほかの編成に比べて大きいのが特徴です↓
※2024年1月現在初期型の姿を残すのは
トプナン6001Fのみとなっています。

実は似たような後輩の車両が高野線にいまして...
6300系です。
↓この子です。↓


6300系との外観的相違

6000系の扉は片開き式4扉です。

これは4扉の通勤形車両としてはかなりレアな部類でしょうか。
対して6300系は
スタンダードな両開き4扉となっています。

また、側面窓は6000系が二段降下式なのに対して
6300系は一段降下式です。
↓6300系側面↓

前面から見分ける場合、
スカートの有無
で見分けやすいですよ!無いのが6000系です。
※大井川鐵道に譲渡された車両はスカート付き
内装は基本的に更新により6300系や、未更新の6200系とあまり変わるような部分は無いと思います。
↑写真がないだけ。でも乗っても特に変わり映えは感じない

ちなみに、6000系には7000系という姉妹車両が存在していました。先に引退してしまいましたが....
↓コイツ↓


最終時の姿ではスカートが装着されていますが、登場時はスカートは無く、非冷房。

また6000系と共通する特徴的な片開き式の4ドアです。

6000系と7000系の最大の相違点は車体の素材構造にあります。7000系は普通鋼製車体、6000系はオールステンレスとなっています。しかし床下機器や装備品はほぼ6000系と同一の仕様となっています。

なぜカラバリ感ある感じになったのかは、次のパートで少し触れます。


ちなみにこの7000系のマイナーチェンジ版の後輩として、6300系の普通鋼製バージョンの7100系がいます。





ちょっと軽く語る

6000系は今日まで続く、南海電鉄の標準型通勤車両の形式を確立した車両です※。また、この形式の南海電鉄の車両としては初の高性能車で、20m級の大型車体のオールステンレス車両という点では、日本で最初のものとなっています。
※6000系の20m級4扉車というのは、今日の南海電鉄の2000系や南海2200系などを除く、全ての通勤形車両の構成と同じ。
2000系、2200系は橋本以南に乗り入れることが可能な17m車体2扉の"ズームカー"と呼ばれるものである

また、同時期に南海本線にも7000系(前述)という6000系の普通鋼製車体バージョンの子が登場しました。
なぜ7000系は普通鋼製だったかと言うと、まだ当時はステンレス製の車体は高くつき、また南海本線では踏切事故が多発していて、その際の修繕は普通鋼製車体の方が有利だと判断されたからです。
7000系と6000系から始まった南海本線は普通鋼製車体、高野線はステンレス車体というパターンは1985年に9000系※が投入されるまで続くことになります。
↓※9000系↓
この子もなかなか面白いんで、、また記事書きます

1962年の登場時は非冷房でした。また、登場時の台車はパイオニアIIIです。更新後から現在まではS式ミンデン台車となっています。また、制御装置は登場時から健在の抵抗制御ですが、超多段バーニア(ちょっと仕組みみたけどよく分からん)を利用していて、VVVF車と全く遜色のないほど滑らかで、ノッキングも全く無いスムーズな加速を実現しています。

抵抗制御ながらもこれが1962年のテクノロジーとは考えられないほどとても滑らかに感じます。

車輪の外側を覆うように取り付けられた
↓ブレーキディスクが特徴的なパイオニア台車↓
弘南鉄道7000系 弘前駅にて
↑まさに6000系のパイオニア台車時代はこんな感じだったと思います。ただ揺れが酷かったらしく、後の更新でS式ミンデン台車となっています。

1962年の登場以降50年以上1両の廃車も無く、全車が現在でしたが、2018年頃から8300系での置き換えが進み、近年では数を減らしています

しかし、トップナンバーの6001Fが未だ健在です。

また、大井川鐵道に1編成が譲渡されています。
(還暦にしてセカンドライフが始まるのすごい)

(6001F含む復刻塗装の六両編成は朝昼夕(特に朝夕で)全体的に各駅停車の運用が多いが、昼の時間帯では快急、急行、区間急行でよく走る。朝の時間帯で狙う場合は各駅停車か区間急行を狙うと遭遇する可能性が高いです。なお、運用は南海公式には非公開です。
2024、5/14修正・現在では南海アプリで復刻塗装編成の走行位置が確認できるようになりました。なお、ダイヤ面は今まで通り公表はされていません。





個人的な思い

個人的には、昔から家族は南海高野線沿線で暮らしていて、昔から自分の中で、生活の中に当然のように走っている車両であり、またパワーのある安定した走りでとても好きな車両です。

また、復刻塗装の車両を撮影しているきっかけで、60年以上南海高野線沿線で暮らしていらっしゃる方とお話させていただく機会がありました。
その方からの話を聞いていると、昔のパイオニア台車、非冷房時代の最悪な満員電車の思い出など。。。

姿は少し変わっても60年以上南海高野線の発展と共に走り続けている車両なんだなってことが実感出来て、さらに好きになれました。

間違いなく、6000系は鉄道車両界のレジェンド中のレジェンドだと思います。


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汚写真ですが連絡くれたら写真使っていいですよ!

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