刑事ドラマの金字塔「刑事コロンボ」。
日本のミステリーとは全く違う逆転の発想。犯人が判っている所から始まる。コロンボが謎を解いて行く過程で魅せるドラマだ。ミステリ-は全く観ないたちだが、コロンボだけは観てしまう。
不思議と思えるのは、最初に出会った人物を怪しいと思うコロンボの勘だ…。怪しいと睨んだ人間をさも、容疑者で無いかのように質問攻めにし、じわじわと確信に近づいて行く。実に面白い。
日本のミステリーは、最後に犯人が判ると言うワンパターンであり、真逆の発想である。日本のミステリーは一番怪しく無さそうな人物が犯人と相場が決まっているのも定番だろう…。コロンボを真似た、古畑任三郎。田村正和の演技もコロンボと酷似している。
しかし、本家の方が面白いのも事実である。BSTBSで放送されているコロンボ。小池朝雄の独特な口調がまた格別にコロンボのキャラクターを引き立てる「うちのカミさんがね~」と言うのは毎回出てくるセリフ。
「それともう一つ…」と言うのも定番である。
ピーターフォークの顔も実に適役で何度観ても飽きない。そして犯人役はかなりの有名スターが演じているのも見どころの一つ。コロンボのキャラが濃い為に、名優が犯人と言うのも面白い。一時は日本テレビが放送権利を買ったのは有名な話。
また、DVDで毎月販売されたノーカット版もあったが流石に買えなかった。
久々に観るコロンボは、アイデアの宝庫であった。ミステリーを描く訳ではないが、どう伏線をはるか、大変に参考になる。子供の頃に観た感覚とは違う目でドラマを観れるようになった今、漫画の創作に役立てようと出来るだけ見逃さないようにしている。
キャラクターは濃く、展開は謎を含みつつ…。そして先が見えないように…。
ストーリー創りの基本であるが、自分の甘さに気づかされる。まだまだ甘い…プロの漫画家を目指す僕。
いくつになっても、漫画への情熱は衰えず、研究を続ける毎日。質の高いドラマや映画を漁る様に見なければなるまい。