毎日ちまちま描いている漫画…。調子が悪いと良い絵が描けない。

過去に描いた絵を見ると納得行かない表情のまま、ペンが入ってたりする。ベタ塗をしようと改めて見ると、自分が許せなくなる。結果として描き直す事になった(笑)。


実は、漫画を描くには、ネームと呼ばれる設計図の様な、構図や表情を粗い絵で描く事から始まり、原稿用紙への下描き、ペン入れと3回絵を描く事になる。不思議な事に多少デッサンが狂ったとしても、ネームの時が1番良い表情の事が多い。段階を経る毎に、表情の鮮度が落ちるのだ…。


だから、特に重要で無いコマは顔の部分を丸しておくことが多い。見せ場となる絵はひたすら、ネームの絵に近づく様、散々描き直すのである。…が、調子が悪いと納得行かないままペンを入れてしまう事も有り、細かい背景を描く段になって、「これは酷い」と思う絵も有り、ムラムラと描き直したくなるのだ。


殆どの読者が気にせず通過してしまうコマであっても、描いた本人には許し難いものである(笑)。そんなこんなで、今日は修正をひたすらした訳だが、粘った甲斐あって、やっと気になっていたページが完成した。


手塚治虫先生がネームも描かず、あたりだけ取っていきなりペンを入れる理由が解る…。


第一、多産家の手塚さんがいちいち、ネーム等描いていたら、何本も抱えた連載に、原稿が間に合う訳が無いのだが…(笑)。下描き無しでペンを入れられる所が「神業」であり、メッセージ性の強い作品を数々残したからこそ「漫画の神様」だったのだろう。


しかし、幾ら漫画バカを自称しても、凡人である僕などは、納得行くまで下描きをし、作品を作るしかない。とりあえず今日は調子が良かったので、収穫アリである。本当にもっと上手くなりたいと思う…。それにはもう、数多く描いて描いて描きまくるしかないのである…。