昨年11月3日に亡くなった愛犬「イチロー」。

買った当時オリックスで活躍していたイチローに因んで付けた名だ…。


最初に覚えた芸が投げたボールを取って来ると言う物だったが、それ以外は覚えなかった(笑)。

マルチーズで、生後間もなくして、我が家に来た時は、手のひらに乗る程小さかった。以前に飼っていた犬「チロロ」に余り優しくなかった僕は、後悔の念にかられ、イチローには出来うる限り愛情を注いだ。


怖がりで外に散歩に行く事は無く、とても本家イチローの様に大リーグに行くなどもっての外であった。

寂しがりやで、留守番をさせるとピーピー鳴いていた…。


運悪く、死に目に会えなかった僕…。


小さな命の証を残してあげたくて、漫画にした…。原稿用紙に下描きする前にコマや台詞の構想を練る物を「ネームを割る」等と漫画界では言う。この段階で既に号泣。原稿の下描きなら尚の事…。


原稿用紙には涙の跡が残る。


動物などを描く時は、大概写真を参考にするよりだが、長年一緒に暮らし、抱き、撫でた感触を頼りに描いた…。ペンを入れる段になって、また号泣…。16ページと言う小作に収まったが、迷うことなく最後のページに辿り着いた…。


もう、犬を飼う事は我が家ではしないと言う…。イチローで最後…。


それだけ、皆の愛情を掛けて過ごした日々…。


忘れまいと残した作品が世に出る事を願う、今日この頃である…。