東京のエント茶ファンのお客さまから、エントの種はどうしたら入手できますかと、お問い合わせがありました。

アイヌ語でエントという、ナギナタコウジュ(薙刀香需)は、独特の香りを持つシソ科の一年草、アイヌの人々はその昔から、アイヌの神が宿る野草として大切にし、11月の初旬、花穂が枯れて種がついた頃刈り取り、束を振って落として祈りながら来年に繋げてきたのです。

そんな理由から、自然の営みに任せ自生しているエントは、種を商品にして販売されていないのです。

自宅周辺にもまれに、あっ!と見つける時があります。

先日エントを探す旅へ出ました。

ありました!✨意外にも身近に。



種もたくさんついています。
さっそく、お客さまへお知らせし、
全草ごと送ることにしました。

部屋中ミントのような香気に包まれ
この香りを嗅ぐだけで、邪気を遠ざけてきたアイヌの暮らしに思いを馳せてしまいます。