ぴおのブログ

ぴおのブログ

50代シングル なんとか暮らしを立てています。目まぐるしく変わる時代の中で、ぽつりぽつりと思うことを書いています。

久しぶりに

両親のことを書いてみたいと

思います





ぴお父 91歳

普段の持病なし

過去には

ソケイヘルニア

虫垂炎





膀胱がんになりましたが

レーザー治療で完治



欲が少なく

基本柔和な

平和主義

この年齢にして

頭しっかりクリア





ぴお母 83歳

高血圧

慢性膵炎

不整脈

胆石

不安神経症

そして現在認知症

発症は75〜6くらいからでしょうか

早い




もともとは熱量の高い

情に厚く朗らかな人





数ヶ月前に母は転倒から

大腿骨骨折

手術を受け

今はぼちぼちすり足ながら

歩いています





ぴお父とぴお母は
共に再婚同士




50数年をともに歩み
喧嘩の絶えない夫婦でしたが
出かける時は大体いつも一緒




そんなときには




母はいつも片手で父の服のどこかを
つまんでいて
絶えずおしゃべりし
弾むように歩き
いろんなものに興味を示しては
父に



あれはどういうこと?
これはなに?
お父さん
お父さん




子供のようになんの躊躇いもなく
たずねては
父に説明させていました
すこし得意気に話す父




子供のワタシは
両親のことが苦手で
自分勝手で支配的と感じていました




そんな日々から
自由になりたくて
自由になりたくて
イライラと
自分のことで頭がいっぱいだったけれど




今考えてみると




素敵な
夫婦だし



気づけなかった
なんて




ばかだなあ
自分
もう少し
賢かったら



この豊かな幸せを
丁寧に
大事にできたのに




思います




ワタシに言葉にできないほどの
多くのことを
良いことも
悪いことも
浴びるように与えてくれたのは
ワタシがどんなに穿った捉えかたを
したとしても




家族だからなんだなと
大事にしようとしていたんだなと
いまはわかります




たくさんたくさんたくさん
考えてくれていたことも
そしてそれは
苦労でもあり
幸せでもあったかもしれない





景気のいい時もあったけれど
お金に困った崖っぷちもあり
家族のかたちを保つのは
そして
維持していくには




やはり
それぞれがギリギリの我慢を
することも必要だったりするけれど




それでも守る価値の
あるものなのかもしれませんね




きづけなくて
多くを蔑ろにしてきたことを
ワタシは今とても
後悔しているわけですが




こんな気持ちになれたことを
なんだか安心もしています




ヘンな感じですねにっこり




チューリップ チューリップ チューリップ



母の自分自慢のひとつに
歯が丈夫というのがありました




自分のおばあちゃんが
とても綺麗な歯で
自分も遺伝的に歯が綺麗



認知症になるまでは
そんな自慢の歯でしたが
発症後は歯磨きもおろそかになり



硬いものや唾液の出る酸味の強いものも
口にしなくなってからは
どんどん歯並びがズレていきました
ズレると気持ち悪いので
舌で押す癖がつき
ますますズレていき




最近ぐらぐらの2本を抜歯しました



他の歯も着色がひどく
こちらで磨こうとしても
口を閉じて
触らせません



ケアマネさんに相談しましたが



「どうしましょうね
考えてみますね」



言ったきりで
あんまり反応が薄いので
家族で
往診歯科医をさがして
お願いしました




不思議なことには




歯医者の先生には
口を開けます凝視



母がずっと培ってきて
身に染みついた
人としての社会性なのでしょうね
すごいなあと
ちょっと感動です



少しずつ歯や口の中
きれいになったら良いのですが…




さて
ほとんど顔を出すことのなかった
両親宅に
最近週イチで訪ねています



ほんの少し前まで
いろんな恨みつらみもあったように
思いますが
不思議なことに
今はもう全くありません




なぜでしょうねニコニコ




このふたりが親で良かったと
ストンと心におちて
この気持ちに辿り着けたことが
嬉しい



今ワタシは
体調がこんななんでポンコツで
あまり役に立ててないんですが




早いとこ腰痛を治して
もう少し
一緒の時間を過ごしたいなと
思っています




今日は夏祭りです




       祭ぴお