溶けるほど甘い物が食べたいの。 -2ページ目

溶けるほど甘い物が食べたいの。

さあ、溶けるほど甘い甘いお菓子を食べましょう。

私は少女に出会った。
ふらふらふらふらただ歩く少女の手首には血の滲む包帯。
髪の毛には数本の白髪。
それに釣り合わない白いゴシック・ロリィタ。

少女の周りには人がいなかった。



何故か目を奪われたその時に、少女は私に気づき、目を合わせた。

光のない真っ黒な瞳。
何も映さない。
小さな口がちょっとだけ開いて私に言葉を伝えた。
「……貴女も死を望むのかしら?」

何を言っているのか理解…できてしまった。

そう。私は【死】を望んでいた。


誰にも相手にされなくなった時、自分の存在価値を無くし
ただひたすらに死を望んだ。

でも死ねなかった。

だから私は少女に会えたのだろうと今さら気がついた。


分かっているのであれば死なせてください。
そう、唇の動きだけで伝えた。

少女の唇の端がゆがんだ。
嗤っているのだ。

「貴女の願い、叶えてあげるわ。」

その瞬間、目の前が真っ暗になった。
「私の声が聞こえているかしら?」
ええ、聞こえています。
「今から貴女の望み通り死なせてあげる。」
嗚呼、本当に死ねるのですね。
「そう。貴女は死ねる。ただ、約束がある。」
なんですか?死なせてくれるのならどんなことでも・・・
「死んだ後、私に貴女の眼を頂戴。」
眼ですか?そんなの構いません。
「そう。ありがとう。じゃあ、楽になるといい。」
は・・・・・・い・・・


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うふふ。
新しい眼。
私の物になった。
さあ、またホルマリンに漬けなくては。
これで9つめ。
さあ、次は・・・だぁれ?