精神科に通い始めて、退職し、一度目の入院を経た後、デイケア通所を指示されました。

一年以上就労の許可が下りませんでした。

当時は障害年金の制度なども知らず、将来の不安がありました。

 

一念発起して資格の勉強をしました。

そしてホームヘルパー2級(現在の介護初任者研修)を取りました。

 

それからまた一年以上の経過の後に郊外の老人福祉施設の介護士として就職しました。

一応、一般枠のフルタイムです。

半年更新の臨時職員でしたし、寝たきり相手の特養ではなくデイサービスでしたけどね。

 

ご高齢のご家族をお持ちの経験のある方なら分かると思いますが、介護の現場は女性主体の職場です。

男性職員も居ますが、半数以下の所が多い様に思います。

私が勤めた職場もそうでした。

 

「取得した資格を活かせる」と思ったのと、久々のフルの仕事に就ける喜びと、経済的な安心感とで、入職当初の私はハイテンションになっていました。

今と違い、精神薬にドップリ浸かり、また不安定だったせいもありましたがね。

後に鬱状態になった時、先輩の看護師の女性職員から「入った当初は輝いていたのに」なんて言われた事もありました。

 

ハイテンションの時の悪目立ちで、仕事は大した事なかったのですが、結構人気者でした。

 

結局、精神状態が悪化し、半強制的に精神科に再入院となり、結果、退職しました。

勤めていたのは実質一年四ヶ月くらいです。

退職に関しては、その経緯で院長に今でも恨みがありますが、それを話すとまた長くなるので、ここでは割愛します。

 

今は一般でもフルタイムでもない、障害者のB型作業所です。

ただ、縫製がメインなので、職員はほとんど女性です。

男性職員も2人居ますが、常勤ではありません。

利用者は男女半々くらいですけどね。

 

精神薬はほぼ断薬しているので、デイサービスの頃の様なハイテンションや鬱状態になる事は無く落ち着いていますが、それでも久々の「社会復帰」に浮かれています。

院長や精神医療信者から見れば「躁」「軽躁」レベルかもしれません。

 

元々TSさんBMさんらと仲が良く、そのTSさんのお母様がサービス管理責任者。

仕事を覚えるより人間関係に馴染む方が早い気がしています。

 

その上で、この前のTシャツの様な悪目立ちに、女性職員主体。

 

何やら、デイサービスの時に酷似している様な気がしています。

燃え尽きて辞めるのも早いかな、なんて、ここ数日、不安が大きくなっています。

 

一般枠の就労と障害者のB型ですし、あの頃は精神薬漬けで不安定、今は断薬して状態が良い事を考えると、単純に比較して「同類項」と見なくても良いのかもしれませんけどね。

 

施設長も私と同世代の女性で、比較的新しい作業所なので、今後どうなるか分かりませんが、体調を考えるとA型や一般へのステップアップは厳しく、故に出来るだけ今のB型で長く、可能なら母の介護が始まるまで、勤めたいと思っています。

 

8月の6日7日は土日ですが、13時〜17時まで仕事が入りました。

夏祭りにウチの作業所から出店を出すそうです。その準備に呼ばれました。

近場で通いやすい数人に声をかけただけの様です。

「無理しなくて良いですよ」とは言われましたけど、何も予定は無いし、8日月曜日はデイケアだけなので。

近場とは言え頼りにならない人には声を掛けないでしょうから、「信頼されている」と素直に喜んで行ってきます。