歯科技工士の徒然日記419 調和と循環 | 戸矢 隆の歯科技工士だからこそ分かる咬み合わせの真髄 下顎は左螺旋回転してずれて行く

戸矢 隆の歯科技工士だからこそ分かる咬み合わせの真髄 下顎は左螺旋回転してずれて行く

戸矢 隆です。
YouTubeに自身の講演会の様子もアップロードしてます。
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2022年2月22日火曜日が来た
THE TIMEで安住アナが
2並びの今日を記念して切符を買っ

と言っていたので

私も買った

そう言えば 昔
愛の国から幸福行きの切符がブーム
になった
何故だかプラスチックケースに入り
キーホルダーになった幸福行きの切
符を持っていた
今でも家中探せばあるかも知れない
あるいは
幸福行きの切符を失くしているのか
も知れない

この日付けに時間を加えれば
2022年2月22日22時22分
22秒
もあったはずで
もちろん全員通過している
ただ
どのように過ごしたか
何かを始めたか 
何かを誓ったか
何かを祈ったか
あるいは
特に何も気にも止めずに通過したか
人それぞれである




最近深い感銘を受けた本である

中田力先生の
「脳の中の水分子」でも感じたこと
なのだが
結局「本」というものは
作者の人間性の投影である
ということなのだと思う

人間性の素晴らしさが「本」に投影
されている

「膝」の専門の整形外科医である
膝の手術が得意であるらしいが
体操・運動・歩き方などの保存療法
で手術せず
半数近くの膝痛を治しているらしい

誰だって膝や腰を切りたくはないし
骨を削ったり 人工関節などにした
くはない
自分の膝や腰で歩けるものならば
自分の膝や腰で歩きたい

歯科も同じである
インプラントやブリッジや金属やセ
ラミックや義歯があるが
出来ることであるならば
自分の歯で食べたい

白内障手術も眼球にレンズを埋め込
むのではなく
自分の眼で見えるようになりたい

人間の生身の肉体を治すことが
治療というものなのではないだろう

巽一郎先生のこの本には
膝痛を治す体操や歩き方が分かりや
すく豊富に描かれている

そして金言に溢れている

「人間のからだには自分で自分を元
どおりに治すシステムを持っている

「本当のことをいうとからだは正し
く使えていると問題は起こりにくい
ものです」

「膝が痛いという現実はなんらかの
原因の結果なのです」

「頭が前に来る姿勢が歩けなくなる
入口」

からだが悪くなるしくみは
姿勢が悪く
筋肉の使い方が悪い
のだと言う
つまり
神様から与えられた身体の使い方が
良くなく
身体を壊しているという

長生き筋肉
内転筋
大腿四頭筋
腹筋 
骨盤底筋群
に効果的に働きかける姿勢と歩き方
が書かれている

たつみ式正しい立ち方
たつみ式うちもも歩き

というものを数ある体操の中から実
践してみた

壁に踵とお尻と肩甲骨と後頭部を着
足の指を握ると
壁から後頭部が少し離れる

これが良い立ち方らしい
たつみ式正しい立ち方
骨盤の真上に頭蓋骨が乗った感じ

この姿勢のまま
足の内側親指重心
小指を浮かせぎみにして
足がすれ違う時膝の内側をこすりな
がら内股ぎみで歩く

この歩き方を2ヶ月続けたら
私の右腰痛がきれいに消えた

下顎位は自分で修正した
私は少数派の右偏位なのだ
下顎位修正で右腰痛はだいぶ良くな
った

その仕上げがたつみ式正しい立ち方
とたつみ式うちもも歩き
だった

山歩きをして15km位歩くと
右膝が痛くなった

右腰はいつも少し痛い
無理をすると時にある程度痛くなる

お酒を飲みすぎた翌朝
右脇腹が重く右腰も重くなる
飲みすぎで肝臓が腫れあがっている
のだろうかと
いつも感じていた
あまり酷いとアルコールを1週間抜
いたりしていた
といってお酒を止めようとは思わな
かったし
今も飲み続けている

最近
飲みすぎた翌朝右脇腹が重くなった
通勤で駅まで3km位
たつみ式うちもも歩きをすると
右脇腹の重さが消えていた

運動をしてアルコールが抜けたのか
も知れないが
駅までの通勤で1日6km位歩くよ
うにして5年が経つが
今まで
駅まで歩いても重さは消えなかった

たつみ式うちもも歩きを始めて
右腰は楽になったが
左膝が時々軽く痛む
身体の重心が右から左に少し移動し
た気がする
今まで右に寄っていたのだと気がつ
いた

下顎位の修正による身体の重心移動
でもよくあることである
右6対左4が
右5対左5に
なれば
左は1だけ負担が増えることになる

下顎位の修正により全身の歪みを取
りシンメトリーにしても残った症状
運動療法を取り入れるのも良いと思
ただ下顎位がずれて全身歪んだまま
この立ち姿勢この歩き方で
どうなのだろうか

最近腰痛O脚の患者さんの下顎位の
ずれを重力位にしたら
腰痛とO脚がきれいに治り
両足が真っ直ぐになった
これでうちもも歩きをするとさらに
良いだろうと思う

金言の続き
「対症療法の害について多くの人の
知るところとなり薬は半減する」
「からだの声を聴くことで人は本来
自分の力で健康になれるのです」
という

私もこれからは医者に頼らず
セルフケア・セルフキュアの時代に
なると思う

「仮説ですが筋膜の上を流れる電気
こそ気の正体ではないか」
「気の流れがよくなるとからだは癒
やされ痛みは消える」
「気の流れが滞るとからだは重くな
り不調や病気が引き起こされる」

大事なことは
調和と循環である
これは歯科界医療界に留まらず
建築業界 経営学 美術 等全ての
分野で言われている

人間は複雑系であるという
複雑に考えれば考える程
複雑過ぎて分からなくなる

ズバッと単純化して
ズバッと本質を突く

「調和と循環」  

である

この考え方を鍼灸から学んでいる
次回は鍼灸真髄についてお話しした