歯科技工士の徒然日記418テロと歯科治療 | 戸矢 隆の歯科技工士だからこそ分かる咬み合わせの真髄 下顎は左螺旋回転してずれて行く

戸矢 隆の歯科技工士だからこそ分かる咬み合わせの真髄 下顎は左螺旋回転してずれて行く

戸矢 隆です。
YouTubeに自身の講演会の様子もアップロードしてます。
https://www.youtube.com/channel/UC5SWEUbyVxYlJ9IAxzfPG2A





伊東先生の身体構造力
たいへん面白く拝読させていただき
ました





原口先生のブログもたいへん興味深
く拝読させていただきました

お二人共
構造医学を学ばれ実践されている
柔道整復師の先生です

構造医学の根底に構造主義があるか
らでしょうか
お二人共
とでも
哲学的です

構造医学の根底に物理学があるから
でしょうか
お二人共
とても
物理学的です

簡単に構造主義に触れてみたい

分かりやすくするために
先行していた実存主義との対比して
みたい

実存主義は
サルトルの有名な言葉
「実存は本質に先行する」
に代表される
人間は自分自身の意思で主体的な人
生をつくれる
という思考法であり

構造主義は
人間は何らかの社会構造に支配され
ており 
決して自由にものごとを決めている
わけではない
という思考法である

「夜と霧」のフランクル先生が
実存主義ではなく構造主義者であっ
たならば
ナチスのビルケナウ捕虜収容所から
無事生還できただろうか

それはさておき
全ての現象は深層にある構造に支配
されていて
構造を分析することにより現象を理
解する
構造をコントロールすることにより
現象をコントロールする
という考え方である

この考え方は
初めはソシュールという言語学者か
ら始まり
文化人類学 生物学 精神分析学
数字 社会学 文芸批評 等
幅広いジャンルに波及して行き

構造医学では

構造を 人体 骨格 身体のつくり
現象を 頭痛 肩凝り 腰痛 膝痛
    等の全身症状 全身疾患 
と捉えて
構造をコントロールすることにより
現象をコントロールしようとしてい

身体構造力の
まず冒頭に出てくるエピソードがな
かなか衝撃的で
私の心に強烈にヒットした

構造力の例えとして
2001年9月11日のアメリカ同
時多発テロ事件の世界貿易センター
ビル攻撃を挙げている

同時多発テロ事件の8年前
アルカイダは世界貿易センタービル
を破壊しようとして地下駐車場爆発
を起こした
死者6名負傷者1042名の大規模
なものであったが




世界貿易センタービルはビクともし
なかった

8年間研究を重ねて
今度は逆に世界貿易センタービルの
上層部を攻撃した



世界貿易センタービルの上層部に
旅客機を放り込み炎上させ
上層部の重力バランスを崩した
技術の粋を結集した構造物は構造力
を崩され
瞬く間(1時間40分)に崩壊した

これは正しく歯科治療で
直立二足歩行の人体の上層部である
下顎位をずらせて重力バランスを崩
されることと同じである

歯科治療では100%下顎位を地球
の自転のコリオリの力と電子のスピ
ンで左螺旋回転にずらされる
上層部の重力バランスを崩され
人体は瞬く間に崩壊する

現行の歯科治療は人体にアルカイダ
のテロを加えているのと同じである

私はいままで患者さんに
歯科治療で下顎位をずらされ
直立二足歩行の上層部で重力バラン
スを崩され
その補正のために自ら全身を歪めさ
せて全身のバランスを取ろうとしつ
いる
自ら歪めさせた部位には
凝り 痺れ 痛み 機能不全が起こ
ると説明してきた
その場で下顎位のずれを補正すると
全身シンメトリーになり全身症状も
消失するのである

しかし
上層部での重力バランスを崩されて
全身を歪めさせても補正は追いつか
ないのである

初めから下顎位はずらせてはいけな
いのである

歯科関係者は
全身と下顎に左螺旋回転のずらせる
力が働いていることを肝に銘じなけ
ればならない

下顎位のずれに抵抗している
咬合接触点を
虫歯治療や矯正治療をして
無くしてはならないのである
 
下顎位をずらせる力は
電子のスピンと地球の自転である