歯科技工士の徒然日記367生兵法は大怪我のもと | 戸矢 隆の歯科技工士だからこそ分かる咬み合わせの真髄 下顎は左螺旋回転してずれて行く

戸矢 隆の歯科技工士だからこそ分かる咬み合わせの真髄 下顎は左螺旋回転してずれて行く

戸矢 隆です。
YouTubeに自身の講演会の様子もアップロードしてます。
https://www.youtube.com/channel/UC5SWEUbyVxYlJ9IAxzfPG2A


ドラマ木村拓哉主演の
「グランメゾン東京」をたいへん
興味深く楽しく見させていただいた

そのドラマの中で
木村拓哉演じる尾花シェフが考案し
たレシピが従業員の裏切りにより
ライバルレストランに買収され漏れ
てしまうという事件が起こった

ある出来事により悔い改め改心した
従業員が
レシピをライバルレストランに漏ら
した事を泣いて詫びると

木村拓哉演じる尾花シェフは
一笑に付し
「心配する事はない
レシピだけで同じ料理が作れるよう
なレベルの料理などうちでは作って
はいないから」
と言う

盗んだレシピで作った魚料理は
「ただの焼き魚ではないか」
と言われてしまう

全てはそういう事なのである

戸矢理論をブログで書いている

戸矢理論は大きく分けると5つにな

1つ目は
全身も下顎もずらされる力が働いて
いる
という事
仮説として原因は地球の自転と公転
からの力としている
もちろん他にもある
気候風土や歴史文化や風俗生活習慣
態癖や咬み癖笑い癖舌癖や呼吸癖
しかし
私は理論を打ち立てようとしている
パーソナルな部分に目を奪われてい
ては理論にならない

地球上の全ての人間に
あるいは
北半球の全ての人間と南半球全ての
人間に
普遍的に働いている力から考えて
理論化したいと思っている

普遍的に働いている力としても
他にもある
細胞の光学異性体の右旋回と左旋回
太陽光の左螺旋回転のフォトンと
人間のバイオフォトンとの共鳴
それに加えて
地球の遠心力つまり宇宙に向かう力
は左回転であるという説
さらに
素粒子 
電子の左回転のスピンと陽子の周り
を回る公転様の左回転
である
電子のスピンがなければ人間の身体
は潰れてしまうという
そのもののかたちを創り出している
電子のスピンと公転様が左回転して
いるというのである
この電子のスピンと人間の左螺旋回
転を結び付ける理論立ては生半可な
ことではない

ただ
色々な分野の学会に於ける
発表や論文の仮説や主張の多いこと
多いこと

これであるならば
私の仮説の発表は少しも奇異な印象
はないであろう

2つ目は
地球の自転と公転からの力によって
全身と下顎は左螺旋回転しながら
捻られてゆき
オトガイは左奥上
左下顎角も左奥上
右下顎角は右前下
に左螺旋回転してずらされてゆく
その過程で右側上の歯軸を左側に
つまり舌側に倒され
左側の歯質を減らされ
元に戻れなくなり
日々下顎左側偏位を蓄積し続けてい

3つ目は
2足歩行の身体の最上部が下顎位の
ずれにより身体全体のバランスを崩
その崩れた全体のバランスを補正し
ようとして
頭位 頭蓋骨自体の形 頚椎 肩の
形傾斜 胸椎 骨盤 膝関節 足の
骨の形 足関節 距骨の位置等を
全体のバランスのために
自らわざわざ歪ませて
身体全体のバランスを取っている
立って歩くためを優先するがためで
ある
歪ませた部位には症状が付き纏う
身体全体のために自らわざわざ歪ま
せているのであるから
「骨盤が歪んでいますね」
などと言って勝手に直してはいけな
いのである
骨盤は矯正されても身体全体のバラ
ンスは崩れてしまう
骨盤が歪んでいるのは原因ではなく
結果である

4つ目は
この全身の左螺旋回転の捻じれの力
学の中でこの力を考えず
天然歯牙を
虫歯治療で削ったり
矯正治療で動かせて
しまうと
下顎のずれに抵抗している咬合接触
点が失われ
下顎のずれを大きく助長させ
全身の補正の為の歪みを大きく助長
してしまい
頭痛 肩凝り 腰痛 膝痛 不眠
不安感など心と身体の全身症状を惹
起こしたり
元々あった全身症状を酷くさせたり
する
下顎をずらせる力があることを認識
して
ドックベストセメント等をもちいた
天然歯質を削らない虫歯治療や
下顎位を考えた矯正治療等
最低限
全ての歯科治療は治療前の下顎位を
ずらさないノウハウを確立しなけれ
ばならない
ほとんどの矯正治療は下顎位を左奥
にずらせて数々の全身症状を生んで
いる

5つ目は
ずれた下顎の治し方である
物理学の世界では4つの力がある
電磁力 重力 強い力 弱い力
である
重力
常に下顎にはほぼ真下にぶら下げ
る重力が
働いている
その下顎位をずらせる回転力がある
と考えるのである

今ある下顎位 ずれた下顎位から
回転力を引いた重力位が
最大回転開口位なのである
この方法で下顎位を重力位に戻すに
は最低限
池上六朗先生の
カラダ・ボンヴォヤージは読んで欲
しい
地球の自転とカラダとの関係を
十二分に理解してから下顎位を重力
位に戻すことをして欲しい
そうしないと

「生兵法は大怪我のもと」

になってしまうからである
レシピを盗めば
同じ料理が作れると考える程度の
レベルでは大怪我のもとであり
大怪我をするのは患者さんである

まずは下顎をずらさない歯科治療
を考えるべきであり
天然歯牙を削らない虫歯治療を考え 
るべきである

天然歯牙の咬合接触点には
下顎のずれを蓄積している接触点と
下顎のすれに抵抗している接触点の
2種類があり
削っても良い天然歯質はどんな場合
下顎のすれを蓄積している接触点の 
天然歯質だけである

北半球と南半球の
下顎の偏位については
地球規模の疫学調査が必要である事
は百も承知している
しかしそれを待っていては何百年先
になるか分からない
その間も歯科治療で下顎をずらされ
全身症状に苦しむ患者さんが増え続
けるだけであり
気の毒過ぎて見ていられない

一刻も早く全身と下顎を左螺旋回転
に捻られずらされる力を証明して
現行の下顎位をずらさせる歯科治療
を変えて改革する事が先決である