今年は、Mr.Childrenデビュー25周年と、Spitz結成30周年にあたる年。
デビューと結成で数え方が違うのでややこしくなっておりますが、デビューはSpitzが1年先で、ほぼ同時期に世に出てきた2つのバンドです。

私は、もともと中学生の頃からTHE BOOMが好きで、高校生になってからライブに行き始めました。当時、ボーカルのMIYAがやっていたラジオで紹介されたSpitzとMr.Children。私は大好きになりました。何かと比較されたりする2バンドですが、売り方や歩みはそれぞれ違っても、なぜか私は両方ともすごく好きなまま、今に至ります。嫌いにはならなかったんですよね…。

このあたりの歩みの違いは、また別に書くとして。この2バンドのアニバーサリーライブを、行ったり来たり見ている幸せな夏、どうしたもんかと思う出来事がありました。

それは、Mr.Childrenのスマホライト問題。
初めてライブに参加した人は、つけなくちゃいけないのか?と慌ててスマホを取り出した人も少なくないでしょう。。

最初から整理してみます。

2年前の「未完ツアー」
アンコールで、まだ暗いうちにメンバーがステージに戻り、「次の曲はみんなに照らしてもらいたい」と、スマホライトを使うことを促します。徐々にライトが増え明るくなる様子は、本当に感動的でした。
ただ、公演が増えて行くうちに、アンコール待ちからスマホをつける人が増え、メンバーがステージに出た時にはすっかりスマホライトで照らされているという状態になりました。私が初めて見たあの光景を、後半の公演に参加する人は見れないのかと思うと少し残念でしたが、全員を統制することは難しく、まぁ、このくらいは想定範囲なのかな…と思っていました。

そして2017年。
たぶん直前のMr.Childrenの記憶が、あの未完ツアーという人は少なくないのでしょう。ぽちぽちとスマホライトが付きました。もう止められません。福岡ドームでスタッフの必死の呼びかけの結果、一度消えましたが…日産スタジアムではまた付きました。長居スタジアムでは、アンコールの曲中にも点灯するという、拡大解釈が始まってしまいました…
その光景だけ見れば、綺麗なのかもしれないです。でも、後ろの人がスマホライトつけてたら、眩しくないですか?大声で歌う人と同じくらい、私は嫌です。でも、悪気はなく、つける人も多くて責められない…というのも事実。だって明らかに初参加の60代くらいの夫婦が、「出さなきゃいけないんじゃない?」ってスマホ出してて。で、なんとなく、「参加できてる満足感」醸し出してましたもん。責められないです。
あと残りは広島と熊本だけど、どうなるのか、運営がどうするのか、しっかり対応してほしい。今後のMr.Childrenツアーにも関わることだと思うんだけどな…放置するなら、今後のツアーでもうスマホライトが容認されることになりそうで。私は嫌だけど、運営に任せるしかないですね。
ライブ開始前とアンコール中に、「録音禁止」と同列で「スマホライト・ペンライト等の光源禁止」とアナウンスすればいいだけのような気がしますが。

ちょっとスマホライトの話が長くなってしまったのですが。並行して行われている、Spitzのアリーナツアーですが、グッズで「フラッシュピンズ」が販売されています。
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これ、実物です。
会場内で、お客さんがめいめいに光らせて、本当に綺麗です。2014年のアリーナ公演でも販売されました。ですが、その後のツアー・イベントでこのフラッシュピンズを光らせた人、私は見たことがありません。このフラッシュピンズは、このツアーのみの演出だと、心得ているからじゃないかな?と思います。
まぁ、スマホは誰でも持っている、グッズは全員が買うわけじゃない、アリーナとドーム・スタジアムでは規模が違うと言われれば、それまでだけど。。

スマホライト、あれは未完ツアーの演出なんだと、もう一度思い出してほしいなぁ。