先日2月23日に近年の豪州国家資格コース受講生・卒業生・関係者を招待し「TRTA 10th anniversary party」と題した記念イベントを行いました。
当日はTRTAの提携校：オーストラリア政府認定教育機関MSQ校長、講師からのメッセージ等、多くのお祝いをいただきました。
※TRTAのHPブログ写真でパーティーの様子をご覧いただけます( → https://trta-jp.org/blog_articles/date/2023/2/ )。
※今回、ご都合や遠方/海外にいて参加できなかった方、数年〜十数年前にご受講いただいた受講生の方ともお会いできるイベント機会を春以降に設けられればと考えております。
私からは「今の時代においてセラピストとして大切にしていきたいこと」をお話しさせていただきましたので、本日のブログでその内容について触れさせていただきたいと思います。
セラピストとして大切にしたいことは幾つかありますが、中でも現代においては「Self Awareness =自己認識/気づき」が特に大切であると思います。
この自己認識は、自分に合った働き方/生き方を構築していく上で必要ですし、自身の心と体を適切にメンテナンスするためにも必要です。
激動の時代において、自分らしく心豊かにハッピーに生きるためには「自分にとっての正解を自ら確立していくこと」 が益々必要になってきます。
例えば、「働き方」「生き方」「心身のメンテナンス」、これらは誰かのやり方が自分に合っているとは限らないからです。
特に情報過多時代の今は、黙っていても自分の外側から沢山の情報が入ってくるため、知らず知らずのうちに意識が外側に向きすぎてしまい、自分に意識を向けることが疎かになってしまうことがあります。
「自分はどう思うか、どう考えるのか」と内観することは、自分の軸を確立していくうえで大切なことです。
そして、自分の軸（意見や価値観）がしっかりあると、異なる考え/価値観を持った他人と、適切な境界線（Healthy Bounderies）を保ちながら共生して行くことができます。
※「自分軸をどう確立するか」も深いテーマで語りだすと止まらない内容ですので今日は触れないでおきます。
また、人をケアするセラピストは、自分自身の心と体がケアできていることが大前提ですが、自分自身の状態（例えば、疲労が蓄積しているな・キャパシティー以上にやりすぎているな、等）をしっかりと気付いて認識 Self-awareness できているから、適切なケアが実践できます。
故に、今セラピストとして先ず大切にしていただきたいことは「Self Awareness ＝自分に目を向けて気付こうとする意識」であるとお話させていただきました。
マッサージセラピー講習/スクール運営は何年やっても試行錯誤の連続です。
●どんな構成にしたら、より理解しやすいだろうか？
●この内容をプラスで入れた方が良いだろうか？
●どんなカリキュラムがセラピストとしてのブレない軸を構築するだろうか？
●今までのやり方で本当に良いのだろうか？
などど常に考えてやっていたら、あっという間に10年が経過しました。
新たな10年も精進していきます。