オマージュ ハルコ
冬枯れの景色を飛び越えて
あなたにもう一度 逢いに行きたい
同じ未来を描けなくてごめんなさいと
そんなことは言わないで
人は人のあいだを彷徨(さまよ)い歩いていく
優しさに触れ
憤りに触れ
自分が何かわからなくなっても
彷徨い
歩き続ける
報いの無い存在だとしても
その笑みが戻るまで…
私を見ていてくれてありがとう
(ハルコは亡き母のこと。 同じ未来を描けないというのは、世代の差のことで 例えば私は母が36歳 父が46歳のときの遅い子なのだけれど 必然的にこの現世に一緒にいられた時間は短かったという意味。
前作「秋のレクイエム」同様 このハロウィンの時期に描きたくなった詩です。)