いつも言っている様に感性は人それぞれ。
私の見解が正しいかどうかは別の話。
正解 不正解も無ければ上も下も無い。
これから記する事はあくまで私の時論です。

ある友さんさんのブログを読んでいたところ二十代半ばとおぼしき女の子がコメ欄に来ていた。
音楽活動をしているとの事で興味を持ちプロフやブログを覗かせて貰った。

そこには簡単な自己紹介と共にこれまでの経緯などが記されていた。
私はある一文字が目についた。
ファッションに関心があるとの事だけどこんな表現をされていた。
「ファッションからロックになれました」
う~ん……(ー_ー;)

どうやら彼女はロックンロールと言うものを理解出来ていない様だ。
確かにロックは数ある音楽ジャンルのひとつ。
でも他のジャンルと決定的に違うものがある。
それはロックテイスト溢れる音作りをして歌っても断じてロックンローラーでは無いと言う事だ。

日本の音楽シーンにもロックンローラーを自称するシンガーやバンドは腐るほど居る。
彼ら彼女らの一体何人が“本物”と言えるだろうか。

更に付け加えるとセールスが伸びれば名曲と言う訳では無い。
ロックの定義とはどれだけ真剣に向き合えるかだと思っている。
何も音楽活動だけがロックでは無い。
大切なのは向き合う姿勢なのだ。

例えば決してイケメンではない七三分けの男性。
決して美人ではないスッピンの女性。
この人達の人生に対する姿勢次第では立派なロックンローラーになりうるのだ。
決してファッションとロックは=で結び付かない。

売り上げ枚数にしてもそう。
プロならば直接生活に影響するセールスが気になるのは仕方がない。
でも仮に何十万枚、何百万枚売り上げたところでリスナーの心を抉らなければ名曲とはなり得ない。

日本の音楽シーンには安易な戦略に乗っ取られ真摯の欠片も無いクソみたいな楽曲の何と多い事か。
自分の音楽にポリシーも何も無くファッションのみでロック気取りの三流ミュージシャンの何と多い事か。
こんな輩が巨匠ぶって名曲などと称えられるのだから笑ってしまう。

私の感性で見る限り日本のロックカテゴリーの中で本物の一番手はやっぱり矢沢永吉さんだろう。
ご本人は年老いたと謙遜するけどとんでもない!
老いるどころか年を重ねる事に勢いを増している。
音楽に対する姿勢に一切の妥協もブレも無い。
その情熱や魂はいつだって真っ赤に燃え盛っているのが素晴らしいじゃないか!

私は決して永ちゃんファンでは無い。
でも果たして日本に永ちゃんを越える“本物”が居るだろうか?
セールスやファッションばかりに気を取られてる場合では無いのだ。

剛(長渕)はロックに向かおう向かおうとしている。
ファンとして言わせて貰うけどロックの真似事をしている場合では無い。
絆だの仲間だのを口にしなくてもいい。
強引に日の丸を背負おうとしなくてもいい。
剛をロックンローラーと見ているのは「にわかファン」のみ。
本物のファンは誰一人として剛をロックンローラーなどと思っていない。
今の剛など単にロックに憧れる「遅すぎたフォークシンガー」である。

セールス、ファッション、戦略。
こんなものでロックンロールは語れない。
人生丸ごと捧げて真摯に向き合ってこそロックンローラー足りうるのだ。

先に述べた彼女が“本物のロックンローラー”になり得るか否か。
それは彼女の人生に対する姿勢に全てが掛かっているのです。
頑張って下さいね(*´∀`)♪

私の恋人はRock'nRoll
そして今も夢中で追いかけている♪


♡自分を探した J・GIRL♡
広石 恵(*^▽^)/★*☆♪