夏休みに入り、息子は週に2回放課後デイに行っています。


放課後デイで将棋を教わってきてすっかりはまってしまい、家でも数分おきに「将棋しよう!」と言ってきます。


夫は小さい頃にお祖父ちゃんに仕込まれたそうでまあまあ強く、息子の相手をするのが楽しそう。でも出勤前の30分と休日しか相手をできる時間がないので、必然的に私が相手をすることになります…


私は完全な初心者なのでルールもおぼつかなく。昔はこういうルールなんてすぐ覚えられたのに、もう歳ですね。なかなか覚えられません。銀将は横に動けたっけ?金将は?とルールブック片手に対戦しています。チェスならわかるんだけどな…


そんな感じですが、同じく初心者の息子の相手をするにはちょうどよく、お互いいいバランスで勝ったり負けたりしています。


でも考えることが多すぎて、一戦交えると脳がヘトヘトになるので、1日2回戦までで勘弁してもらっています。


もっとやりたいという息子に将棋アプリを提案してみたのですが、やはり機械とは相性が悪くて、すぐに怒り出してしまいます。チャレンジタッチで上手くいかなかったときと同じです。




暑いので、平日はあまり積極的には外出していませんが、先日少し遠出して科学館に行ってきました。


イライラ棒みたいなゲームの体験をしたのですが、そこで息子のイライラが爆発!「今すぐ帰る」「あの機械壊す」などとずーっとブツブツ言っていてげんなりしました。


そういうときは相手にせず返事もせず無視しているのですが(何を言っても火に油を注ぐだけなので)、あまりにうるさいときは私もむしゃくしゃして「それなら一人で帰っていいよ」と言ってしまいます。息子は絶対に離れて一人になることはないのですけど、それでも親がこういう突き放したことを言うのは良くないなぁと思いつつ、あまりにしつこく言われる時は言ってしまいます。



結局、そのときは別の階におもしろそうな体験があり、それをやりたいと言い出して気分が変わりました。

でもその体験の整理券を取るために二十分並び、その間「まだなの?」「あー暇」などと延々ブツブツ言われて、頭ひっぱたきたくなるほどムカつきました(実際ひっぱたくことはしませんが)。


3歳下の娘は、身長が足りず体験に参加することもできないのに、整理券の列に一言も文句も言わず付き合ってくれて、「お兄ちゃんがんばれー」「お兄ちゃんの写真撮るからね」などと応援してくれるので、その差で息子のことがますます嫌になりました。



「暇が極度に苦痛」というのが発達障害の特性なんだと頭ではわかっていますが、心から理解してあげるのは今の私には無理です。家庭で息子だけ特別あつかいするのも違和感があり、「合理的配慮」って何?と思う今日このごろです。