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Everyone's star and deserves the right to twinkle

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MSFは「危機は飢えだけではない」と訴えています。
 
彼らに手を差し伸べることを阻む現実があります。武装勢力が国際援助を攻撃の標的にして、南部では援助組織が銃撃や拉致などの危険にさらされています。
 
医薬品の供給や予防接種など援助活動の許可を得ることも難しく、看護師を雇ったり車を借りたりするにも無数の交渉が必要です。
 
MSF活動統括責任者ダンカン・マクリーンは次のように話しています。
「MSFのような中立の立場をとるNGOは、現地の全当事者との交渉なくして活動することはできません。すべては当事者しだい。ソマリアは意志だけでは活動できない場所なのです」
 
 
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「Hands off our medicine. 私たちの薬を奪わないで!」
 
 
COUNTRY DATA
 
アフリカ大陸東岸の「アフリカの角」と呼ばれる地域に位置する。1991年に内戦が勃発し、無政府状態が続いている。北部には91年に独立宣言をしたソマリランド、98年に自治宣言したプントランドがあるが、中南部では暫定政府と複数の反政府勢力との間で戦いが続き、とりわけ危機的状況におかれている。
 
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ソマリアの現状(難民の声、スタッフの声)
 
許可が下りれば命を救えるのに
 
できることなら、私たちは村に住む全ての子供にはしかの予防接種をしているでしょう。しかし、許可が下りず、実現できません。地元当局から許可が下りれば、失わずにすむ命を救えるのに。
 
 
想像もつかない環境下で人々は生きている
 
到着した難民は、仮住まいもビニールシートすらなく、食糧もほんのわずかです。身を守るものがないため、子供がハイエナに殺されることもあります。男性は昼眠り、夜は家族を守ろうとします。男手のない家族の女性たちは、ハイエナのほかにも心配が尽きないと話しています。
 
 
生計を立てるすべもなく、帰るべき平和な場所もない
 
以前は40頭のラクダと150匹のヤギを飼っていましたが、ソマリアを離れる際には、2頭のラクダと5匹のヤギしか残っていませんでした。生計を立てるすべもなく、帰るべき平和な場所もありません。ソマリアに残っているのは、地雷と紛争と飢えだけです。
 
 
子供と夫を置き去りにせざるをえなかった母親
 
夫と7人の子供とともに自宅を離れました。しかし、3人の子供と夫を途中で置き去りにせざるをえませんでした。
 
REACT 2011年12月号