Everyone's star and deserves the right to twinkle

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新聞やテレビに、この国が登場することはほとんどありません。しかし、そこでは確かに命の危機が続いている。MSFが行った調査で明らかになったのは、「緊急事態」の基準値を超える死亡率の高さでした。
 
高い死亡率3つの要因1
予防・治療可能な疾病のまん延
 
MSFが2010年に治療した患者の45.9%、約27万人がマラリアにかかっていた。ほかにHIV/エイズと結核、アフリカ睡眠病、栄養失調がまん延し、基礎的な予防接種も十分に普及していない。
 
高い死亡率3つの要因2
各地で噴出する紛争・暴力
 
国内に10の異なる武装勢力が存在し、対政府や勢力間の戦闘が続く。ウガンダの反政府勢力「神の抵抗軍(LRA)」も侵入。国民の44人に1人が避難生活を送り、援助も妨げられている。
 
高い死亡率3つの要因3
実体のない保健・医療システム
 
最貧国でありながら、医療費は全額自己負担。傷病を抱えていても医療機関に行く人の割合は半数に満たない。医療従事者や医薬品・ワクチンの慢性的不足に、国際援助の削減が追い打ちをかけている。
 
 
48
>>世界で2番目に低い平均余命
 
世界第5位(754.9人/10万人中)
>>感染症・寄生虫症による死亡率
 
1人/44人中
>>紛争で避難生活を送る人口
 
 
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COUNTRY DATA
 
1960年にフランスから独立した後も、度重なるクーデターや国軍兵士の反乱で政情不安が続く。ダイヤモンド、金、ウランなどの天然資源を産出するが、内陸国で輸送コストがかさむ不利な条件で経済発展に結びつかず、国民の9割が1日2ドル以下で暮らす世界最貧国の1つ。近年の世界不況と国政の失敗によるダイヤモンド産業の衰退も国民生活に打撃を与えている。
 
 
平均余命は世界で2番目に低い48歳。慢性的に人々の命が危機にさらされていながら、世界の関心から外れている国、中央アフリカ。
 
マラリアなど本来なら予防や治療が可能なはずの病気で、多くの人の命が奪われているのです。
 
REACT 2012年4月号