『パシッ』
ノーのことそんなふうに言わないで。
二度と侮辱しないで。
どうして? ほんとの事じゃない。
ノーと別れたこと誰にも言わなかった理由は?
やめなよ、やりすぎでしょ!
抵抗できない子をいじめて恥ずかしくないの?
あなたより可愛い子なんてたくさんいる。
けど、ノーは興味がない、ゲイだから!
バカ!
ノーがどれだけいい人か知りもしないくせに、今までで彼が一番の人だって私がみんなに言えることとかノーがどれだけ素敵かなんて、あなたみたいな人には絶対分からない。
理解できるほど偉くなんてない。
ジード、あなたは自分が一番だから愛がどういうものか分からないのよ。
なぁノー、なにがあったんだ?
早くしろ、女の子追っかけなきゃ。
じゃあ女好きに戻ったのか?
言葉に気をつけろ、いつだって女の子が好きだよ。
急げ。
じゃあ先に行けよ、あとから行くよ。
・・・ノー・・・大丈夫か?
・・・今朝、俺のことでユリが友だちとケンカしてるのを聞いた。
ユリがまだそんなに俺を想ってくれてるって思いもしなかった。
いつになったら彼女を傷つけずにすむ?
俺のことそんなに想ってくれてるって分かっただけなら・・・二人の距離がこんなに遠くはならなかった・・・
けど・・・今は俺たちにはどうすることもできない・・・
ほんとに後悔してるなら、そうならないようにこの先精一杯やろう・・・
じゃあ外で待ってるよ。
あぁ追っかける。
生きるって凄く難しい
この先どうなるのか・・・
持てる力をすべて使ってどんどん前に進もう
道は一つじゃない
この先輝くか暗くなるかは分からない
最後は自分の気持ちに正直に・・・
たとえ明日が変わっても
たとえ世界が変わっても
たとえ空の色が変わっても
僕の愛は決して変わらないよ
時が過ぎても絶対変わらないよ![]()
ユー・・・
中で待ってるよ。
あぁ・・・
迷惑だったかな・・・
そんなことないよ、中入る?
おなか空いてない?
スナック持ってるけどいる?
いいよ。
・・・プゥン夜もいるの?
うん・・・
・・・あの日(ノーとプゥンがキスしてるのを見た日)のこと・・・
・・・誤解だって言ってくれたら信じるよ。
・・・
ノーの言うことはなんだって信じるよ。
・・・嘘はつけないから・・・
ユーとは変わらず友だちだから・・・
ジードの言ったこと聞いたよね・・・?
自分が誰かを傷つけることが辛かった。
けど・・・代わりに自分を傷つけたいと思うことが余計辛かった。
どうして?
もしそんなことしたら俺・・・すごく悲しくなるよ。
どうした?
びっくりするよ・・・
バカなことしちゃった・・・
ジードに言ったの。
なにも分かってないって・・・
けど自分も考えたことなかった。
分かってなきゃいけなかった。
ノーがたとえ誰を好きでも一番理解できるように・・・
ユー・・・聞いて。
ちゃんと話さなくてごめん・・・
こんなふうに知らせて巻き込んだ・・・
俺とプゥンがいつから始まったのかも分からない・・・
けど、いつもユーを想ってる・・・
ただ突然でびっくりしたの・・・プゥンと・・・
最初はただ驚いたの。
けど今は・・・あなたたち・・・
なに・・・? 思ってること言って。
ほんとにそうじゃない?
分からない・・・
プゥンとどうするのかだけ考えてる。
それでも、もし可愛い女の子に出会ったら電話番号をもらいにいくかもしれない。

じゃあ、089-・・・
やめろよ。
なんでよ、可愛い子の電話番号よ。
・・・私のこと嫌いな訳じゃないんだよね?
そんなこと思ったこともない。
じゃあ許してくれる?
腹立てたことなんてないよ。
そうだ、プゥンいるよね?
いつこれを?
あぁ、水からあがったあとサンダル失くしちゃって・・・
けど、ノーのシャツは返さない、いいでしょ?
いいよ。
じゃあ行くね。
家まで送ろうか?
大丈夫、タクシーつかまえるから。


































