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                 ※公道で白線を踏む大型車

 脱輪、脱輪、試験後、頭はそればかりであった。2度とそういう失敗はしたくない。しからばふだん集荷で運転する際に自分では道路のどんな位置に車を走らせているのだろうか?そこで一般道を走行中いろんな箇所で調べたがどうも走りながら無意識に道の左側に寄っていく癖があるようだ。もちろん障害物があれば回避行動をするが、普通に走っていてふとミラーを見ると白線ぎりぎりだったりする。

 ところが他のトラックを見ても結構左寄りに走っている。10tクラスも同様で堤防道路などではほとんどの車が白線を踏んでいる。こういうのを不合格の足掛かりにするC試験官が外勤で交通取締りに出た場合一網打尽で検挙されてしまう。ともかく自分の運転で車両を道路の中央に走らせるため走行中にミラーを見ながらダッシュボードとセンターラインの位置を頭の中にマーキング、これは試験対策でもあると同時に普段の安全運転の意識にも関わってくると思う。

 あと運転席について。何かの拍子に冷凍車運転席シートの高さを思い切り下げてみたところ、あの運転のしづらい試験車とポジションがそっくりになった。普段冷凍車ではひざの上でそれこそ“ろくろ”を廻すようにハンドルを操作していたのだ。シートを下げたポジションのまま狭い道路で右左折すると運転しづらい試験車の様子がフィードバックする。これは目からウロコであった。

 次回に向けて。

① 脱輪や白線踏みをしない。カーブでサイドミラーを確認する動作を追加してみる
② 試験車に乗り込んだ時、シート座面を上げてみる。
③ 安全確認はもう少しトーンを落としてみる
    (フォークリフト試験のような目立つ確認動作はなんだか不要に思えてきた)
④ 課題を丁寧にこなした上で(緊張しないために)運転を楽しんでみたいと思う

 試験車の特徴はなんども言うがふわふわのキャブサスとカックンブレーキである。キャブサスとは運転台そのものがバネ仕掛けで車体と別個に衝撃吸収する構造になっており、ドアを開けて運転席に乗り込むだけで運転台そのものがフワフワ揺れる。同じふそうの冷凍車はこれほど揺れずいつも戸惑う。ブレーキはちょっと踏むだけでゴリゴリと音を立てカックンと停止する。先日ペーさんが“おれ、考えた”と地下足袋で試験に臨んでいた。“これならブレーキがじんわり踏める”見ているとナカナカ上手にブレーキをこなしていた。次は自分も薄手のズック靴で試験を受けてみたいと思う。