今回、ブログを書くにあたって、私の昔のブログを見ていたんですが、めっちゃおもろいやんけ……今の私にこんな文才能力ないぞ……と謎の敗北感。
ということで、今の私に面白さはありませんが、今日も書いていきます映画レビュー
ホールドアップダウン (日 2005)
監督 SABU
あらすじ
あるクリスマスの昼下がり絶対的に目立つサンタのコスプレで木俣(井ノ原)と佐川(三宅)は銀行強盗をする。彼らは最寄り駅のコインロッカーに盗んだ金を隠そうとする。しかし、小銭がなく、ストリートミュージシャンの沢村(岡田)から小銭を略奪する。コインロッカーに大金を隠すことに成功。しかし、追ってきた沢村を振りほどいたつもりが、コインロッカーの鍵を落としてしまう。なんの鍵かわからないも、鍵を拾う沢村だったが……。
前作のハードラックヒーロー(ハードラックヒーローの感想はこちら)同様、サブカル女子御用達映画監督SABUと2015年祝20周年のV6がタッグを組んだ映画です。
ただ、ハードラックヒーローの続き物ではないです。
これは、どうしたことか
当方、SABU監督もV6も大好きな身でありますが、この映画に関しては頭の中で大量の
マークがワルツを踊っております。
マークがワルツを踊っております。前作のアングラ感とスッと綺麗な終わり方が好きな私は、今回もかなり期待していました。
しかしこれは…………
いや、初めはよかったんです。旅館に行くまでは。
結局、鍵を拾った岡田くんは、悪い感じの刑事(坂本)とスピード狂で子だくさんの刑事(長野)に轢かれます。そして、そのまま鍵を飲んでしまいます。(というか、宙を舞った鍵が倒れた岡田くんの口にin)
そしてスピードを出しすぎた長野くんは岡田くんを河にドボン。(というか、岡田くんが車のフロントを突き破って飛び出ていった)
場面変わって、自殺人生を諦めようとしていた牧師の平松(というか森田くん)は河に浮かぶ岡田くんを見つけて救出。牧師だからね、人を助けることが生きがいだよね。そしてそのまま、岡田くんを神様だと勘違いして、車に乗せて病院を目指す。(でもその車は冷凍車で岡田くんはカチコチ&生臭く)
もう、ここまででツッコミどころありすぎだよね
海外アニメでなら有り得る事態の数々。ドラマなのかギャグなのかジャンルがよく分かりません。
後、前回同様、役名ではなく普通にメンバー名で呼ばせてもらっております。
まぁ、それは置いておいて、この後、凍った神様を溶かそうと森田くんは温泉に向かいます。その後を追う、警察から逃げてる三宅&井ノ原(＋女)。(三宅くん実際ペーパードライバーなのに大型車運転してる……)その2人を追う意地の悪い刑事とスピード狂。
温泉に着いた森田。
私が1番面白さを感じたのはここです。
実はその温泉はもう閉まっていて誰もいないのですが、凍った岡田くんを抱えた森田くんの前に車椅子の女将さんが現れます。そして、「こちらに」と案内されるままに女将についていくと、それでは誰かの結婚式が開かれておりました。生きることに意味を見失っている森田くんは奥のバーで女の人と出会います。しかし、その女の人はお化けで、恐ろしい姿に変わり消えてしまいます。その後、たくさんのお化けに襲われそうになる森田くん。
急なホラーです。
あれ、もしかしてこれホラー映画だったのか、と思うぐらいのホラーです。
問題はここからなのです。
ここからよく分からない世界観に入ってしまうので私の自己解釈と共にお楽しみください。
お化けが全員消えた後、温泉に到着したあとの4人は、全員揃うなり、何故か殴り合いを始めます。
なんでやねん。
私の解釈からすると、これは全員の罪の意識で、森田くんは教会を燃やしてしまったこと井ノ原くんと三宅くんは銀行強盗してしまったこと坂本くんは刑事でありながら悪さを企んでいること長野くんは人を轢いてしまっていることそれぞれで自分の罪の意識を他人で発散させようとしているのではないか。と考えました。(岡田くんは凍ってしまっていて武器として成り立っているので除外)
結局、5人(ないし6人)は全員倒れます。
最後は連続殺人犯を追っかける坂本くん6つ子と幸せに暮らす長野くん好きな女の人と結婚する井ノ原くんそれを見守る三宅くん刑務所から出てくる森田くんストリートミュージシャンとして成功する岡田くん
が映って終わります。
なんでやねん。
もう頭の中
だらけです。
だらけです。ここも私の解釈でいくと、あの殴り合いによって精神的にも肉体的にも疲れきっていた6人は、あの後死んでしまい、最後に見たのは死後の世界で自分たちのやりたいことをやっている理想の世界ではないのか、と考えました。
つまり、
坂本くん→きちんと刑事として仕事をする
長野くん→子どもたちと幸せに暮らす
井ノ原くん→好きな人と結婚
三宅くん→長年のパートナーだった井ノ原くんの幸せを見守る
森田くん→自首して罪の意識を無くす
岡田くん→ストリートミュージシャンとして沢山の人に歌を聴いてもらう
なわけです。
長々と書きましたが、ファンの私から見ると、見どころがあり、メンバー全員出ているわけですからよい映画であることに間違いはないのですが、内容重視派の映画オタの私から見ると、内容が無いようなんこっちゃ訳分からん映画なわけです。(三宅くんが「あまり考えずに見てほしい」と言ってるけど関係ない、内容は大切だ)
ただ、前回同様、坂本&長野ペアはアイタタタな役なのでそういう役が好きな人は是非。後、三宅くんめっちゃツンデレで可愛いのでそういうのが好きな人も是非。後、なんでもいいからV6見たいという人は絶対見たらいいと思う。
実は、WOWOWでV6のライブ映像の放送があって、その時にハードラックヒーローとホールドアップダウンの２本も放映されたんですよね。私はWOWOWとってないんですけど、このためだけに15日間の無料放送に申し込みました。見てすぐに書けばよかったのですが、如何せん、ブログの存在を忘れておりまして……。
これからは最低でも1週間に1つ書けたらいいなぁ、と思ってます。
see you next time...