入院79日目

予定では午前中に転院する予定でした…………


昨日のブログの通り、夜中も一向にゴロゴロが良くならず……

吸引、吸引、吸引。酸素は初めは鼻から徐々に大きくなり最終的にリザーバーに……


目の焦点は合わず最終的に発語も困難に……


夜中は寝ずにずっと見ていました……

明日は他の病院だよー、背中擦るよー。ねんねしようねー。一生懸命呼びかけました。

3時頃からは何とか頷くのが限界……早く朝になってとのみ祈る……

当直の判断では採血して、酸素をしてspo2が保たれてればそれでいいらしい。

普段と違うよ、こんなにゴロゴロ言ってるよ!って訴えたんだけどなぁ。



結果的に朝になってからバタバタにエコー、レントゲン、CT、MRI。


そして最悪な診断の結果

ラブドイド腫瘍の拡大……

左の肺が真っ白になっていました…………

MRIの画像見た瞬間に分かりました………………もう、時間が無いってことが………………娘との時間が終わるということが……

1ヶ月の猶予は?遊びに行くとこ一杯考えてたのに。

残りの時間であれして、これしてって考えるのが入院中唯一の楽しみで、ここは喜びそうだなってところをピックアップして。どうやって笑うのかなって考えてて…………つらい………………つらいな………………


そのままミーティングルームで医師に言われる。

もう時間が無いこと、最期は病院で看取るか、自宅に戻って看取るかこの場で選択して欲しいこと。



私の答えは初めから決まってました。病院で面会がダメな中、1人の付き添いで看取るなら、自宅で最期に皆と顔を合わせてから看取りたいと…………


「在宅の準備ができるのなら自宅で看取りたい」。それが私たち夫婦の決断となりました。

残りの時間は娘と共に過ごす!それが最期の決断。

この決断が最善なのかは分かりません。

ただ、私たち夫婦は娘の最後はみんなと共にあって欲しいな、頑張った娘を見せてあげたいなとの思いで決めました。


先週から準備をしていたけども無理を言って今日自宅に欲しいと訴え、それに応えてくれた担当医師と往診の医師、連携室の方、また機器の担当者や訪問看護師の方々。

あなた達のおかげで本日無事に娘は無事に79日ぶりに帰宅することが出来ました。

もう、声も出せないけど、腕も動かないけど、表情も変わらないけど、……

私たちにとっては大事で大切な一人娘。

残りの時間はおそらくあと僅か……最後まで一緒に……